2023年2月13日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、師匠・三遊亭円楽が病気療養中で見ていた『プレバト』で起こった奇跡的な偶然に感動したと語っていた。
伊集院光:ラストに、師匠の落語会で三遊亭落花生君という子が教えてくれた師匠のエピソードがあって。それ、ラストちょっと喋りたいなぁと思ったんだけど。
なんかね、最後までウチの師匠のリハビリを一緒にやったりとか、周りの世話をしてた人の一人が落花生君なんだけど。でも、師匠は家に帰ってから死ぬまで、『プレパト』をすげぇ楽しみにしてて、本人も出てたから。
やたら『プレバト』を見てたらしいのよ。で、師匠が休んでる、病気療養中の『プレバト』をまた見てたら、弟子だから横にいるわけ。横にいて、そうするとこう、色んなのが発表されるたびに、「これは、こことここが違うって夏井先生が言うぞ」っていう。
「ここが違って、ここを前にやった方がいいんだよ」って言うと、弟子はもう、師匠を尊敬の目ですぐ横にいるじゃん。そうすると、そのまま見てると夏井先生が同じこと言って、同じように直すんだって。
だから、弟子からしたら「師匠、やっぱすげぇな」って。「早く『プレバト』戻って、師匠活躍して欲しいな」って思うわけ。で、次から次へ、それが当たる中に、俺が、その回は師匠の留守に俺が出るっていう回だったらしいの。
でいて、その回、俺も未だに覚えてんだけど、師匠が「うーん…」って言った後に、「これと言って直すところはねぇな」って言ったら、夏井先生が「直すところはないです」って言って。
で、「凄いですね」って。「早くまた、同じスタジオで戦いたいって、伊集院さんも思ってますよ」って師匠に言ったら、師匠が「アイツは、俺のいなくなった後を乗っ取ろうとしてるんだよ」って、照れ隠しで笑って言ったら、そのまま浜田さんが「伊集院、師匠も喜んでんじゃないの?」って言って。
で、俺のセリフが「いやいや、師匠のことだから、『俺の席を乗っ取ろうとしてる』って言ってると思いますよ」っていう。凄くない?なんか。
俺、すげぇなって。その話、すげぇなって思ったんだけど、落花生君の話術では、「これは無理な可能性があるぞ」と思って(笑)
落花生君が、師匠の大事にしたペットの熱帯魚を殺しかけた話の方を披露してもらったけど。なんか、ちょっとグッとくる展開で。ちょっと泣いちゃったね。