2022年4月26日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『パンサー向井の#ふらっと』(毎週月-木 8:30-11:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、痴漢の疑いをかけられるというピンチを救ってもらった過去が7年ぶりに思わぬ展開を見せたと明かしていた。
向井慧:7年ぐらい前に、僕は仕事の移動で、地下鉄に先輩と一緒に乗ってたんです。
三田寛子:うん。
向井慧:で、座席に座りながら喋ってたんですけど。で、僕の左に先輩がいて、先輩の方に向かいながら喋って乗ってたら、僕の右隣りに座ってらっしゃる女性が急に、「お前、痴漢してんだろ!」って、まず凄い大きな声で叫んだんですよ。
三田寛子:ウソ…
向井慧:で、僕、ビックリして右向いたら、「お前、さっきから痴漢してんだよ」って、こんな言い方なんですよ。
三田寛子:え?
向井慧:もちろんしてないです。ずっと左の先輩と喋ってたので。
三田寛子:うん。
向井慧:「僕、全くしてないですけど…」って。服の端っこが当たってたのかなと思って、「もし当たってたらすみません。でも、本当、全くそのつもりないので」って言っても、「おい、警察行くぞおい」って。女性なんですけどね(笑)
三田寛子:怖い…
向井慧:で、「ヤバイ」って思って。その人が「駅長室行くぞ」って言われて。僕は絶対やってない自信があるので、「分かりました、そこでお話しましょう」って言ったら、先輩が「こういうのは、一回駅長室に行ってしまうと、やってるやってないに関わらず、勾留されてしまうから、行かない方がいいぞ」って言われて。
三田寛子:うん、うん。
向井慧:「すみません、駅長室に行くことはできませんけど、本当に僕はやってないので…」って。
三田寛子:うわぁ。
向井慧:でも、乗ってる最中、ずっとそんな感じなんです。「痴漢だろ、お前」ってずっと言われてたけど、それは無視というか。
三田寛子:聞き流し。
向井慧:で、渋谷で降りたんですね。その方も渋谷で降りて。山手線の人が一番行き交うところで、僕ではなく、一緒にいた先輩をその人が掴んで。
三田寛子:え?!
向井慧:「コイツ、痴漢です!」って言い出したんですね。
三田寛子:うわ、大変。
向井慧:で、バッとこっち向いて。駅員さんとかもうバババッてきて。先輩を捕らえて、「ちょっと話を聞かせて」みたいになって。
三田寛子:うん。
向井慧:その時、たまたま一緒の車両に乗ってた人が、現場にいて、パッと入ってきてくれて。
三田寛子:うん。
向井慧:「僕、ずっとこの人たちのやりとりを見てたんですけど、この人たちは全く悪くないです。この女性が急に怒り出して、こういう感じになってるので、この人たちはやってないです」って証言してくれて。
三田寛子:うん。
向井慧:で、「ありがとうございます」って、僕らは仕事に行けたんです。
三田寛子:うん。
向井慧:そしたら、先週、「#あれ実は私なんです」っていうハッシュタグが流行ったんです。
三田寛子:うん。
向井慧:それをつけてつぶやくのが。その時、「パンサー向井さんの冤罪を助けたの、実は僕なんです」っていう人が出てきて。
三田寛子:へぇ。
向井慧:そのつぶやきをたまたま僕、見つけて。「うわ、7年ぶりに」って。で、お礼言えてなかったんで、DMで「あの時、ありがとうございました」って送って。
三田寛子:へぇ。
向井慧:で、7年越しに改めてお礼を言わせて欲しいですって、電話番号を送って。で、電話させてもらって。
三田寛子:うん。
向井慧:で、そこでそちら側からの目線の話を聞かせてもらって、「そうなんですか、ありがとうございます」っていうのを、7年ぶり昨日、その電話をしたんですけどね。