2019年8月31日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『土曜ワイドラジオTOKYOナイツのちゃきちゃき大放送』(毎週土曜日9:00-13:00)にて、コラムニスト・タレントの能町みね子が、元TOKIO山口達也が「おまいう」というネットスラングを使うなど「ネットにドハマリしているのでは」と指摘していた。
能町みね子:ちょっとどうなのかなって思ったのは、「最近、どんな生活をしてるんですか?」ってところで、「最近、インターネットで自分のニュースを見られるようになりました」っていう。
土屋伸之:うん。
能町みね子:「このニュースは、どんなふうに書いているかチェックしてます。ほとんどウソですけどね。あとはYouTubeを見てます。私のことを取り上げてくれているYouTuberが結構いるので、悪口もいい話もひっくるめて見てます。こんな精神状態になれたのは、最近のことです」って言ってるんですけど。
土屋伸之:はい。
能町みね子:これ、精神状態が快復したかのように言ってますけど、自分の悪い評判をネットで見るのはよくないですから。
土屋伸之:これは心配ですね。今、それ見てるんだっていうのが。
能町みね子:ちょっと、変なテンションにならないと、こんなことできないので。
土屋伸之:うん。
能町みね子:普通の精神状態の人が、ネットで…しかも悪いことやっちゃったわけなので、おそらく誹謗中傷だとかも、根も葉もないこともたくさん書いてるはずなんですよ。
土屋伸之:その方が多いでしょうからね、絶対。
能町みね子:それを「見れるようになりました」っていうのは、「見れないのが普通だから」って思うんですよね。
塙宣之:まぁ、そっかそっか。
出水麻衣:普通は精神衛生上、よくないですからね。
能町みね子:よくないですから。で、「あれ?」って思ってたら、最後の方にですね、「具体的にこのあと、何をするか考えていることはありますか?」って訊いたら、急に「ネット用語で言う、『おまいう』って知ってますか?」って言うんです。
土屋伸之:おまいう?
能町みね子:ネットスラングなんですけど、「お前が言うな」と。お前の立場でそれを言うなっていう。悪いことをした人が、もっともらしいことを言うと、「おまいう」って言われたりするんですけど。
土屋伸之:うん。
能町みね子:そういう意味なんですけど、「逆に、お前だから言えるよなってものもあると思うんです。そういう思いで、逆のおまいうを発信していきたい」って言うんですけど。
土屋伸之:え?
能町みね子:これ、別に「おまいう」って言う必要ないですよね。「僕だからできることがあると思うんです」って言えばいいのに。
塙宣之:ああ、そっか。
能町みね子:なんでネット用語の「おまいう」を、急に逆の意味でとかって使ってまで言い出しちゃうかって言ったら、簡単に言うと山口さん、ネットに今、ハマってると思うんです。
土屋伸之:はっはっはっ(笑)
塙宣之:これから推測するに(笑)どんどん入ってきてんですね(笑)
能町みね子:「あ、インターネットこんなに面白いんだ」って今、なっちゃって。
塙宣之:吸い込まれるように、今ね。
出水麻衣:それまで忙しかったから、ネット見るヒマもなかったかもしれないし。
能町みね子:多分、マネージャーさんとかから「そんなの見ない方がいい」って言われてただろうし。そして今、ある意味自由の身になって見たら、「インターネット楽しい」ってなっちゃって、「おまいうだって」ってなっちゃってる感じが凄いするんですよ。「おまいうって知ってますか?」って言ってる辺りが、ワクワクしちゃってる。
塙宣之:純粋な感じの人なんだよね、やっぱそういう意味では。
能町みね子:そうなんですよ。
土屋伸之:邪推ですけど、最近ね、山口さんのことを言う人も減ってきているだろうから。そこでまたこういうインタビューに載って。
能町みね子:うん。
土屋伸之:そしたら、またそういう人たちが増えてくるじゃないですか。
能町みね子:ワーッてなって。
土屋伸之:それをネットで見るために(笑)
能町みね子:そう。なんかそんなのも感じるし。で、あと山口さんもそうですけど、中高年からネットにハマると、変な陰謀論とか、あっちに行きがちな人、多いんですよ。
塙宣之:分かる、分かる。
能町みね子:ネットにしか載ってない、フェイクニュースみたいなところにガチハマりしてしまったりって例って凄いあるんですよ。
塙宣之:暇つぶしに最高ですからね。
能町みね子:「今まで知らなかった」って思うと、テンションも上がっちゃうし。なんか私、それを心配になっちゃって。そういうところから、政治家とかになったりする人いるじゃないですか。
塙宣之:ああ。
能町みね子:変な、偏向したものばっかりを信じて、使命感に燃えてしまう。
塙宣之:思想とか、そういうのが生まれてくるっていう。