2019年12月11日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、お笑いトリオ・東京03の飯塚悟志が、角田晃広が加入して、「東京03」としてのスタイルが確立するきっかけとなったネタ「高校教師」について語っていた。
佐久間宣行:角ちゃん入れて、最初のネタぐらいから?単独かどこかで、「これイケる」と思ったんですか?どの辺で思ったんですか?
飯塚悟志:あのね、最初は半年ぐらい休む期間があって。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:「半年後に単独ライブをやれ」って言われたんですよ。で、その時の準備期間で、ネタをいっぱい考えてる時に、「角ちゃんのこの面白さを、どう活かしたらネタになるか?」っていうのが分かんなくて。
佐久間宣行:あっ、そっから考えたんですか?じゃあまず、新加入の角ちゃんを活かすところからやってみよう、みたいな。
飯塚悟志:うん。でも、分かんなくて。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:で、結局、アルファルファとか、プラスドライバーでやってきたネタとそんな変わんないじゃんみたいなネタばっかり、最初はできたんですけど。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:でもね、思い切って、「物凄い前振り長いネタ」を一本作ろうってなったんですよ。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:それは「高校教師」っていうネタなんですけど。角ちゃんが学校の先生で、僕が高校生でその生徒なんですけど。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:「もう学校やめたい」って、その先生の家に相談しに行くんですよ。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:そしたら、凄い怒られて。「学校行くのがどれだけ大事か」っていうのを諭されて。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:「やっぱり俺、学校行くよ」って言った瞬間に、その先生の息子が帰ってくるんですけど、その息子が思いっきりヤンキーだったっていうネタなんですけど。
佐久間宣行:ふふ(笑)うん、うん(笑)
飯塚悟志:それ思いついた時に、今までだったら、つかみがやっぱり早い方がコントっていいから。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:どういうつかみをやった方がいいかっていうのを考えるんですけど。思い切って、「ヤンキーの息子が出てくるまで、一切ボケないでやってみようか」って。
佐久間宣行:なるほど、なるほど。
飯塚悟志:これ、ダメならダメでちょっと勉強になるからやってみようと思ったら、角ちゃんのその長い前振りの芝居が面白かったんですよねぇ。
佐久間宣行:なるほど、芝居力がまずあるから。
飯塚悟志:そう。で、「ボケないっていうボケ」だったんですよ、僕らの中では。「全然ボケないじゃん」っていう。クスクスクスって笑いながら振ってたんですよね。
佐久間宣行:うん。
飯塚悟志:それがなんか新鮮で。で、しかも最初のそのライブの時に、それが一番評判が良かったんですよ。
佐久間宣行:へぇ。
飯塚悟志:「あれ?これかもしんない」って思ったのが最初ですね。