2025年1月28日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、中居正広スキャンダルがフジテレビに飛び火した問題に「テレビが一番の権威」であった時代が「結局、今の問題の延長線上にある」と指摘していた。
向井慧:2時間の生放送ということでね、基本的には毎週2時間、この時間喋らせていただいておりますけれども。やっぱね、2時間喋り終わった後って結構、疲れるんですよね、2時間でも。
ってなってくると、こう10時間喋るってどんだけ大変なんだっていうね(笑)いや、10時間あれだけね、いろんな皆さんからの質問に答えるっていうことは、まぁ本当に大変は大変というか。
じゃあ、この『むかいの喋り方』10時間やってくれって言われたら、もう後半8時間なんか面白くないですよ、これは(笑)面白くないですけど。
だから、あれ、フジテレビの会見みたいなもので言うと、やっぱりこの「10時間大変だったなぁ」っていうことが表に出すぎてて、意外と本質がちょっとブレちゃってるというかね。本来ならもっと、「こういうところ、問題点」みたいなところを際立たせなきゃいけないんですけど。
まぁ、なかなかブレちゃってるな、みたいなところもありましたけど。まぁ、だからこう令和に入ってね、いろんなこう変化。まぁ、僕は昭和生まれですけど、昭和で平成を経て、令和7年になって。まぁ、やっぱちょっと大きく変わることがいっぱいあるなぁというね。
今までだったら、テレビみたいなものはやっぱり僕世代がギリギリ、やっぱテレビが一番強い、権威みたいなところがあってね。で、僕らがテレビ出させてもらえるようになったぐらいの時は、まぁ上の世代の方とかと比べると、ちょっとずつこうその風潮は収まってきてたものの、やっぱりね、「出してあげる」みたいな感じがやっぱあったんですよね、スタッフさんとかの打ち合わせでも。
「テレビ出たいんでしょ?」と、「だったら、こっち側の作ったものにどんだけ君たちが合わせられるかだよ」みたいな感じがあって。でも、僕らはそれでもやっぱ出たいというね、感じだったんですけど。
だから結局、僕らの上の世代になると、もっとそれが強いから。「めっちゃ怖いディレクターさんいた」とか、「めっちゃ怖いプロデューサーの方いた」とかもあったし、逆にタレントになって、テレビの世界で成功すると、とんでもないまた権力というか、権威を得られるから。それによるスタッフさんが「じゃあ、この人と一緒に仕事するためにどうこう」みたいなことが結局、今の問題の延長線上にあるというかね。
で、やっぱこう権威、権力みたいなものはやっぱ集中すると腐敗していくもんということがあって。