2024年11月6日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、『DayDay.』で経済評論家・加谷珪一が「103万円の壁」は勘違いと全否定していたことに疑問を感じていたと語っていた。
山里亮太:今朝、『DayDay.』でね、大統領戦の特番かなんかが、『DayDay.』通常放送のプラス30分ぐらいでやってたんですね。で、通常放送を10時25分ぐらいまでやって。で、10時25分から大統領戦の開表特番っていうの。「この州は、こっちが取りましたよ」とか、なってたんですけども。
そこはもう見事、武田さんとかね、やっぱさすがNHKでね、選挙何回もやってきた方ですから。なんかいつもと違って、やっぱ気合い入っててね、武田さんも。いつも打ち合せは本当になんか私服で来た時の服で来るんだけど。もう、今日は打ち合わせの段階、朝6時40分ぐらいで打ち合せなんだけど、その段階でもうピッてスーツ着てたもんね。
なんかやっぱ、こうNHKで長年やってた方々って、選挙特番とかって凄い気合入るんだって。そんな感じで来てらっしゃって。
で、まぁ今日はその10時25分までは通常回ではあったんだけどね。まぁ、そこで自分のもうなんて言うんだろう、もう反省というかね。色んな思いがあるのが、今日取り上げたのがですね、最初に選挙の日、なんかオープニングが温泉総選挙を取り上げてね。
そこはご機嫌にやってたんですよ。で、その後に今、話題になってる、この前、衆議院選挙が終わって話題になってるものでは、「103万の壁」みたいなね。それって一体何なのさっていうね。
で、今回こうなんかそこら辺に対して、色んな動きがあるよ、と。その103万の壁がどうかなって。その壁がちょっと変わってくよ、みたいな話になると。で、せっかく選挙を受けて、公約が実行されてく姿、みたいな。
で、それによって喜んでる方々の声なんか聞いて、一体じゃあ何なのかみたいなことを深掘りしてく、みたいなコーナーがあったのね。で、その評論家の方が来てらっしゃった、経済の評論家の方がいらっしゃってて。
で、なんかもう始まって、僕なりに思うこととか。「このことがどういう効果を持たらすのか」とか、生意気にもちょっと勉強してて。で、色々話そうと思ったけども、番組が作ったVTRがあって、スタジオでその評論家の方がもう「これ、全部勘違いです」って。
「みんな、勘違いの上でこういう風になってるだけです」みたいな感じで、いきなりこの凄い技が出て、「へっ?」ってなって。なので、「皆さんが今回言ってる問題はないです」みたいになっちゃて。
で、そっからなんか本当、「これ、こういうことじゃないですか?」って言っても、「いや、それも違います」って、ずっとなってて。で、「あれ?」と思って。VTRもダメだった、みたいな風になってて。「あれ?」と思って。「おかしいなぁ」って。
「あれあれ?おかしいぞ」って。「だって、そんなところをそんな風に言ってしまったら、辻褄が合わないぞ」とか思うんだけど、やっぱり賢い方っていうのは、ここでこうピシャッと止めて、その後に喋って反論の場所がなく喋って話題を変えちゃうと、もうそこの否定には動けない、みたいな。
見事な戦法というか、「ああ、凄いな賢い人って」と思いながら。思う意見も言えずに、向こうに質問してカウンターを食らって、「ぐむっ…」ってなって、どんどん顔が赤くなっていく自分が、もう情けなくて、朝。
うわぁ、なんかこういう時にちゃんと思いをしっかり言えたらなぁって。だから本当に思ったのが、つい先日の選挙の時の太田さんってやっぱ凄かったなぁと思って。生でさぁ、思い、意見とかをさちゃんと言って。
で、この意見を見る人がどう思うかとか。このやり取りにどんな問題意識があるのかっていうのを、あの短時間でいろんな人たちに対して投げ続けれてる。もう、それがいかに凄いことかって、もう本当にいやぁ、もう。これは山里、もうへっぽこもへっぽこだな、と。