2024年1月3日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、『爆笑ヒットパレード』でしずちゃんのネタが飛んで強制終了したことに「俺たち、もう漫才師なんて言っちゃいけないんじゃないか…」などと語っていた。
山里亮太：『爆笑ヒットパレード』、ありがたいことにね、我々、南海キャンディーズ毎年出させてもらってます。で、今年も出していただいて。
僕らの仕事納めっていうのは、1月1日のこの『爆笑ヒットパレード』で漫才をやって、皆さんの笑い声を聞いてね、終わる。1月1日なんですけども、仕事納めというか。「ああ、なんか新しい年も俺たち漫才師としてやっていいんだな」っていう。
「俺たち芸人って、ちょっとは名乗っていいのかもな」なんて思わせてくれるのが、『ヒットパレード』での漫才と笑い声なんですけどね。今年、それが揺らぎましてね、もう。はい、漫才師なんて言っちゃいけないんじゃないかなと思ってるんですよ。
ご覧になった方はね、もう何のことか分かるかと思うんですけども。南海キャンディーズ、ネタ出番ございまして、いただきまして、挑んだわけです。で、ナイナイさんが司会をやってらっしゃってね、芸人さんもたくさんいて。若手芸人さん、イケイケのね、面白い。もうM-1のファイナリストがもういっぱいいる。で、お客さんもね、たくさんいらっしゃって。
もう朝8時からずっと見てる、もう若干ぐったりとしかけてるお客さんもいる中でね。でも、笑いたくてずっとキラキラした目で見てくれたお客さんもいらっしゃって。で、登場して。まぁ、ものの1分ぐらいですかね。その後、なんかこうウチの相方から異変を感じまして。
で、急にですね、こんな言い方昔からしててちょっとアレなんですけど。まぁ台本を私、書いておりましてね、南海キャンディーズってのは。その私が、見たこともないことが目の前で起こり始めたんです。
知らない人が出てきて、知らない人が突飛な行動をしてるっていうやり取りが出てきて。俺が考えた、「地方の居酒屋で女将さんと喋りたい」ってネタだったんです。それなのに、女将さん通り越して、急に常連の変な人が来て、その常連の変な人がなぜか銃を構えてるっていうことに、私が全く書いた覚えのない、とんでも展開になりましてですね。で、私も頭が真っ白になり。
ネタを強制終了です。「すみません」と。「皆さんもどうですか？」と。この目の前でね、頭が真っ白になった人がいます、と。で、俺もダメなのは、「リカバリーできんのかい」って、相方に投げちゃって。で、相方がなんかこうもう破綻した時に俺が投げかけた時に、「ふふっ」て笑ったら、もうないのよ、何も。
で、終わってしまったんです、ネタが。生放送です。生放送ですよ、もうどうも取り返しつかないです。みんな、漫才バカスカ受けてる中でね。俺たちは、途中でネタが飛ぶっていう、プロとしてあるまじきことが起きまして。
で、本来はネタ終って、そのままもう帰るっていうスケジュールだったんですけど、ナイナイさんがもうこのままじゃヤバイってことで、急遽ひな壇に呼んでくれて。で、私はもう土下座で、「もう、すみません」って謝ってる。
俺、びっくりしたね。土下座してる時に目線が俺の方が高ぇなと思った。あの大女、ネタ飛ばしたくせに、座ってヘラヘラしてたのよ、俺の横で普通に。なんか、恋人がアイス買ってくんの待ってるみたいな感じで。ニコニコしながら。
謝りもしねぇで。でね、それでなんとかみんなの優しさでね こう弁解をさせてもらったけど。その後ね、みんなのねネタ見るの辛かったもん。なんか俺たちが空気壊しちゃったんじゃないかな、とか。ウチらぐらいじゃん、あんな飛んでるなんて。情けない、南海キャンディーズと。
後ろにはねもうファイナリストでね、ヤーレンズとかもいたよ。ヤーレンズなんかに関してはね、出井君に、そのちょっと前に会って俺、漫才とか語っちゃってんのよ、出井君に。「出井君のツッコミはさ…」みたいなこと言ってんの。ネタ飛んでんだぜ、そいつが数日後に。
俺、吐き気がしたね、自分たちの無力さに。
