2022年11月29日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『かまいたちのヘイ!タクシー!』(毎週月 21:30-22:00)にて、お笑いコンビ・かまいたちの濱家隆一が、タクシー運転手の無意味なプライドの高さや訳の分からないドヤ顔に激怒したと語っていた。
濱家隆一:この間ね、仕事行く時にタクシー呼んで。
山内健司:うん。
濱家隆一:仕事場向かうんですけど、ホンマに毎回思うことやねんけど、Googleマップ以上のもんってないやん。
山内健司:ふふ(笑)ほう。
濱家隆一:毎回思うねん。「Googleマップ信頼してたら良かったなぁ」って。
山内健司:うん、うん。
濱家隆一:「どこどこ行ってください」って。で、「この道で、この道で」って言うたら、「こっちの方が多分、早いですよ」ってドライバーさんとかが教えてくれたりすんねんけど。
山内健司:はい。
濱家隆一:「あ、じゃあそっちで」って任して、早かったこと俺一回もないねん。
山内健司:ほう。
濱家隆一:結局。だからもう、絶対にGoogleマップ通りに行くって決めて、ある日。ずっとそうしててんけど、この間乗ったら、またね「こう行ってください」って言ったら、「こっちの道の方が早いですよ」って。
山内健司:ほう。
濱家隆一:って言うてきはって。それはでも、善意やんか。
山内健司:はい。
濱家隆一:だから俺が、「あ、でも今Googleマップ見たら、この時間帯なのかわかんないですけど、そっちちょっと混んでるって出てるんで、やっぱ僕は最初言った方の行き道で行ってください」って言ってんやん。
山内健司:うん。
濱家隆一:「いや、多分大丈夫なんで。こっちの方が早いですよ」って、もう1回言うてきはって。
山内健司:ほう。
濱家隆一:で、「ちょっと怖いんで、今言った方でお願いします」って言うてん。
山内健司:うん。
濱家隆一:ほんなら、三度「いや、僕ね、毎回家帰る時こっちの方向で。だから、絶対大丈夫です。こっちの方が早いと思いますよ」って言うから、「はぁ」って。「はい」って言うのもなんかイヤやったから。
山内健司:うん。
濱家隆一:「あ、じゃあ。はぁ」みたいな感じで言うたのよ。俺と言ってた道と、そのドライバーさんが言う道の分岐点。キュッて曲がったら、むっちゃ混んでてんや ん。
山内健司:ほう。
濱家隆一:「混んでるやん、やっぱり」って俺はなったのよ(笑)
山内健司:ほう。
濱家隆一:でも、ドライバーさんは「あ、裏道知ってるんで大丈夫です」って、明らかに焦ってんねん。
山内健司:ふふ(笑)
濱家隆一:「混んでる!」ってなってるから、絶対ドライバーさんも。でも、「裏道も分かってるんで、大丈夫です、大丈夫です」みたいに言って、凄い小道をアクセルのアップダウンもグングングングンやって。
山内健司:うん。
濱家隆一: もうそれがまず酔いそうで気持ち悪いのと、なんか「裏道」言うてるけど、物凄い遠回りしてんのよ、細い道を入っていって。で、それで俺がずっとムスッとしてたのよ。
山内健司:うん。
濱家隆一:で、ある程度行って、もう一回、改めてその位置からの最善の行き方をGoogleマップで見てん。
山内健司:うん。
濱家隆一:で、俺が「ちょっと行ったとこの通りをこっちに曲がって、今から言う道で行ってください」って言うてん。
山内健司:うん。
濱家隆一:ほんなら、「はい、分かりました」って。
山内健司:うん。
濱家隆一:で、そっちの道に戻って、Googleマップ通りにパッと走り出してんけど。
山内健司:はい。
濱家隆一:「走り出してんけど…」ぐらいでもう、キュッとまた違う道に入ったの、言ったところと。で、「あれ?」ってなって。
山内健司:ふふ(笑)
濱家隆一:「いや、だから言った通りに行ってもらえます?」って俺が言うてんやん。ほんなら、もうビックリしてんけど、「いや、こっちもプロとして早く着くように行ってるんで!」って、キレながら言ってきて(笑)
山内健司:え?
濱家隆一:で、俺もそっから何にも言われへんようなって。
山内健司:うん。
濱家隆一:黙っててん。ちょっと黙ってたら、また俺が言ってた方の道にピュッと戻って。言ってた通りの道走りだしてん。
山内健司:ふふ(笑)
濱家隆一:「コイツ何なん?」って俺はもう腹立ってんねんけど。ずっと黙っててん。
山内健司:よう黙ってんな。
濱家隆一:言い合うのもイヤやから。
山内健司:ほう。
濱家隆一:で、ずっと俺が言った道走ってたら、また「さっきの道の方が早かったと思いますけどねぇ」って。
山内健司:ふふ(笑)何なんそいつ。
濱家隆一:「ええ加減にせぇよ、コイツ」って思っててんけど。「じゃあ、その一回、横道入ったんなんやってん、今の」って思ってんけど、何も言わんと黙って。
山内健司:ほう。
濱家隆一:で、目的地着いて。「領収書下さい」って言うてん。「はい」って、吐き捨てるような感じで。
山内健司:うん。
濱家隆一:「ありがとうございました」って言って降りようとしたら、ちょっと開かへんのよ。
山内健司:うん。
濱家隆一:これは俺が言い過ぎてんのかもわからへんけど、普通の手順ならもう開いてるはずのドアが、ちょっと開いてへんねん。
山内健司:ほう。
濱家隆一:で、「え?え?」ってチラッとドライバーの見たら、グッと俺の目を見て、「ありがとうございました」って、ピーッて開いてん。
山内健司:ふふ(笑)どういうつもり?
濱家隆一:「コイツ、引きずり下ろしてドツキ回したろか!」って思って。
山内健司:はっはっはっ(笑)
濱家隆一:ブーンってそのまま行ってんけど。
山内健司:それはよう中で言わなかったな。そんだけ態度悪かったら。
濱家隆一:言わんかってん。
山内健司:まず、だってミスってるわけやん。最初に。
濱家隆一:ホンマ…だから、俺のGoogleマップへの信頼度、俺は相当信頼してたはずやのに、まだ信頼度足りひんかったなって思って。
山内健司:ふふ(笑)
濱家隆一:最後まで信じ抜いて、3回目「いや、こっちの道で」を突っぱねてたら、こんなことにはならへんかったと思って。