2022年11月6日配信のYouTube動画『ニューヨークのニューラジオ』にて、お笑いコンビ・ニューヨークの屋敷裕政が、『ザ・ノンフィクション』のゲーム芸人フジタ回を絶賛していた。
屋敷裕政:これぞ『ノンフィクション』やったなぁ。面白かった。
嶋佐和也:ああ、そう。
屋敷裕政:グレープの芸人さんやねん、フジタさんって、ゲーム芸人の。
嶋佐和也:ゲーム芸人ね。お会いしたことはないよね。
屋敷裕政:ネタとかはやってはるか分からへんけど、ホンマ、ゲーム界隈ではレトロゲームの達人、みたいな。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:で、結構エエ感じで稼いでるっぽいのよね。
嶋佐和也:ほうほう。
屋敷裕政:で、その人がように、小学校の時に母親が亡くなって、お父さんがクラスメイトのおかんと…そのおかんもシングルマザーやったんやけど、エエ感じになってもうて。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:そっちの家にもう、行ったっきり、ほぼ帰ってこんくなって。月3万だけ押入れの中に入れられて。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:小学校の時から、ずーっと一人暮らししてんねん。
嶋佐和也:なるほど。
屋敷裕政:で、その時に、ゲームいくらやっても怒られる親がおらんかったからっていうので、レトロゲームの達人になったっていう。
嶋佐和也:ああ、なるほどね。
屋敷裕政:そこからまぁ、一人で生きてきて。で、大人になって芸人になったけど、辞めてタクシードライバーになって。で、37~8歳のときに、もう一回ゲーム芸人としてやって、今、47歳。
嶋佐和也:へぇ。
屋敷裕政:その人が、今、お父さん81歳なんやけど。久しぶりに連絡きて、家に行ったらまだそのクラスメイトのおかんとずっと恋仲で、月3万払ってる、みたいな。
嶋佐和也:おかんに?
屋敷裕政:嫁っていうか内縁の妻に。で、「結婚しない代わりに、一生面倒みる」って約束をしてて。で、一週間に一回、メシ食いに行って。メシおごって。で、月に一回、3万払うっていう関係を何十年も続けてます、みたいな。
嶋佐和也:ああ。
屋敷裕政:で、俺ももう先は長くないから遺産はお前に全部あげる、みたいな。フジタさんにね。
嶋佐和也:うん、うん。
屋敷裕政:「え?え?」って。ずっと捨てられたもんやって思ってたのに、そこは俺の方をとってくれんねやって。「内縁の妻はいいんですか?」って言ったら、「それはあげなくていいと思う」みたいな。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:「それはあげなくてもいいと思う」みたいな。「言ったんですか?」「それは言ってないけど」みたいな。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:みたいなところから始まんねんけど。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:そこからもう、お父さんが認知症になってもうて。ある日突然電話かかってきて、行ったらスーパーで自分が買い物したものをパクられたって。でも、防犯カメラを見たら、買った証拠なかったです、みたいな。
嶋佐和也:うん、なるほど。
屋敷裕政:ボケちゃってる。で、2人で病院行って、軽度の認知症ですって。
嶋佐和也:なるほど。
屋敷裕政:で、「薬で進行を遅らせることはできるけど、ここから治ることはないんで、徐々に進んでいきます」みたいな。
嶋佐和也:なるほど。
屋敷裕政:で、そこからもう年金とかも2ヶ月に1回24万もらってんねんけど、それもとんでもないペースで全部使ってもうたりして。調べたら、もうカードとかも払いまくってて。でも、何を買ったか覚えてないみたいな。
嶋佐和也:へぇ。
屋敷裕政:「そしたら俺が管理する」って、フジタさんが。「ああ、ありがとう」みたいな。そしたら、嫁に「アイツは働いてもない、芸人をやってふらふらしてカネないから俺の年金を全部パクるようになった」って。
嶋佐和也:かぁ…認知症で?
屋敷裕政:そしたら内縁の妻は「なんやねん、その息子」みたいな。っていうのを、電話してるのを見守りカメラが全部撮ってんのよ。
嶋佐和也:ああ。
屋敷裕政:だから、「あ、こんなふうに言うてるわ」って。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:そこから、「僕は月々これぐらいの給料をもらってて、あなたの年金をパクるようなことはするわけないでしょ」って説得して、みたいな。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:で、内縁の妻は遺産をもらえないことに衝撃、みたいな。ずっと私は裏切られた、みたいな。ここまで引っ張ってこられたのに、みたいな。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:それも賛否両論あんねんけど。なんでそんな旦那のカネばっか目当てにして生きてきたのに、都合いいこと言うな、みたいな。
嶋佐和也:うん。
屋敷裕政:で、結局その内縁の妻は孫がおって。孫が二十歳ぐらいで、最終的に4人で話し合ったりして…めちゃめちゃ『ノンフィクション』の内容喋ってる(笑)
嶋佐和也:見たいなぁ。