2022年11月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、鈴木紗理奈に『芸人人語』を絶賛されてサインを求められたら意外なオチが待っていたと明かしていた。
太田光:この間、紗理奈来てたじゃん。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「お前、タピオカ屋どうなの?」って言ったら、「ちゃう!」って。
田中裕二:うん、もうずっと言ってる。
太田光:「もう、面倒くさい。それはユッキーナ!」って。
田中裕二:うん、毎回ね。
太田光:必ず毎回やってんだけどさ。
田中裕二:うん。
太田光:「もう、ほんまに」とかって言っててさ。「芸人人語も読んで、ホンマ感動したのに」とか言うからさ。
田中裕二:うん、うん。
太田光:「あ、読んでくれたの?」って言ったらさ、「読みましたよ、太田さん」って。「今日ちょっと本持ってきてるので、あとでサインしてくださいね」とか言うからさ。
田中裕二:うん。
太田光:「ああ、そう。それは嬉しいな。読んでくれたんだ」って言ったら、「凄い面白かった、凄い良かった」っていうわけ。
田中裕二:うん。
太田光:で、「色々聞きたいこともいっぱいあって、中身。もう全部良かったし、後でちょっと色々聞かせて、質問もあるから。色々聞きたい」って言うわけだよ。
田中裕二:うん、うん。
太田光:「お前、他でちゃんと宣伝しろよ、バカ野郎」って。
田中裕二:バカ野郎って(笑)
太田光:「宣伝しとるわ」って。散々、なんか宣伝してるって言ってるんだよ。
田中裕二:あ、してくれてんの?
太田光:だから、「それは嬉しいなぁ」って言ってて。
田中裕二:うん。
太田光:で、番組終わって来てさ、「サインしてください」って言ってさ。で、「質問があるんですけども」って。
田中裕二:うん。
太田光:今、ほらあの人、女優さんでもう大変じゃない。鈴木紗理奈ってさ、名演技で、賞とかもらって。
田中裕二:そうですよ。
太田光:で、今ちょうど演劇やってて。宅間孝行さんって、劇作家のところでお芝居やってるらしいのね。で、高田先生も宅間さんのこと凄いって言っててさ。
田中裕二:うん。
太田光:そこで演劇論、エチュードとかやるんだけど。で、俺も『芸人人語』にはさ、散々、小劇団をバカにしたこといっぱい書くから。
田中裕二:まぁね、書いてあるよね(笑)
太田光:「小劇団はろくでもない」とかさ。「感情から入る芝居はダメだ」とかさ。
田中裕二:ええ、ええ。
太田光:感情から入るのはダメだっていうのは、チャップリンも言ってるし。歌舞伎もそう。日本は特に型なんだ、と。そういうことを端々に書くわけ。
田中裕二:はい、はい。
太田光:「それも分からないバカが小劇団に多い」みたいなことを、意地悪で書くんだよ、俺も。
田中裕二:本当、口汚い(笑)
太田光:はっはっはっ(笑)感情の芝居のコントロールのできなさとかね。要するに、そういうのは自己満足に過ぎないんだ、みたいなことを色々書いてさ。型の演技はどんだけ重要か、みたいな。
田中裕二:うん。
太田光:紗理奈もその辺のことを色々考えてるみたいで。で、「でも、感情を考えることも大切じゃないですか」って、色々言ってて。
田中裕二:うん。
太田光:「それは紗理奈ね、感情を考えていいんだけど、もう1人冷静にいて、ここで、この感情が面白い」とか、完全にもう要するに、落語でも何でもそうなんだよ。要は、ここで笑ったら面白いなとか、もう感情に、その人になりきっちゃったら、それできなくなっちゃうから。冷静になって、その型にはめていくような芝居をやんないと、芝居の幅が広がらないっていうことを、俺は言ってるわけだよ」みたいな。
田中裕二:うん。
太田光:「ああ、そうですか」とか。「とにかくね、太田さんのこの『芸人人語』みんな読んで欲しいわ」とか言って。
田中裕二:うん。
太田光:で、「これはもうね本当にね、他にもまだ聞きなことあって、色々憲法9条のこととかね、これ私ね、全然考えが違ったんで。確かにでも、太田さんの言う通り…」って。
田中裕二:うん。
太田光:で、「ちょっとサインもらえますか?」っていうからさ、本を見たらさ、1巻なんだよ。
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:「お前、ちょっと待てよ紗理奈。これ、去年出たやつだけど!」「え?なんですか?」「なんですかじゃないわ、お前。今売ってんのこれじゃねぇわ!」っつって。
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:どうも質問おかしいなって思って。