神田松之丞、宮藤官九郎脚本の映画『GO』は「落語の音源が映画に使われた中で、最高峰」だと語る「三遊亭圓生の落語『紺屋高尾』が…」

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2019年10月4日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『神田松之丞 問わず語りの松之丞』(毎週金 21:30-22:00)にて、講談師の神田松之丞が、宮藤官九郎脚本の映画『GO』は「落語の音源が映画に使われた中で、最高峰」だと語っていた。

神田松之丞:『GO』っていう映画の中で、三遊亭圓生の音源が出てくるんですよ、昭和の大名人の。で、主人公が好きな女と会うのかな、初めて会う女と出会うのかな。

で、圓生師匠が『紺屋高尾』って言って、花魁と会って、それが美しい、「なんてこの女は美しいんだ」って圓生の語りを、その高校生だかなんかが主人公、聴いてんだよね。

聴いてて、落語好きの高校生なんだけど、それ聴いてた瞬間に目の前に同じように、高尾って遊女じゃないんだけど、ヒロインが現れる。それがたしかね…なんだかコウだね。何コウだっけ?柴咲コウか。俺、全然出てこないんだよ、もう(笑)

柴咲コウが出てくるわけ…三遊亭圓生はペラペラ出てくんだけど、柴咲コウが出てこない(笑)柴咲コウが出てきた時の、その圓生とのマッチングみたいなのが、多分、過去、落語の音源が映画に使われた中で、最高峰の出し方なのよ。

脚本は宮藤さんだからさ、そこの使われ方とかがめちゃくちゃ良くて。「本当にこの人、落語好きなんだ」っていう。高田先生の弟子っちゅうかね、大きく見ればさ。まぁ、松尾さんの弟子でもあるんだけど。

落語ファンって、基本的に気持ち悪いからさぁ。なんかスタイリッシュの欠片もないわけだよ。その中であって、現代にそんな落語をこんな格好良く見せるんだ、みたいなのが凄く、僕は宮藤さん大好きで、そういうところが。

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