伊集院光、落語家を廃業することになったのは自分のせいで「師匠・三遊亭楽太郎が先代の円楽に叱責された」事件が最後のきっかけであると告白

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2021年4月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、落語家を廃業することになったのは自分のせいで「師匠・三遊亭楽太郎が先代の円楽に叱責された」事件が最後のきっかけであると語っていた。

伊集院光:(寿司屋の)大将が、「伊集院さん、どうして落語辞めちゃったの?」みたいな話になって。で、まぁこっちもちょっとだけお酒入ってるから。なんで落語を辞めたのかと、辞めた時の話みたいな。

「僕が自分勝手をしてるせいで、師匠にも迷惑かかるようになったんで辞めたんです」みたいな話になって。「え?迷惑って何?」みたいな話をしてて、師匠は横で刺身をつまんでて。

…「どんな迷惑をかけたの?」って言うから、具体的な話で、師匠の師匠の先代の円楽師匠が、『笑点』の楽屋でウチの師匠にキレたっていう噂を俺は聞いたの。ある日家でぼんやりしてたら…今日も今日とて、右の玉袋を引っ張ったり戻したり、引っ張ったり戻したりとかずっとしてたわけ。

そしてたら、なんか家に電話がかかってきて、その当時、携帯とかないから黒電話がかかってきて。で、「兄弟子から電話ですよ」っていうのを言われて。「今日、『笑点』の楽屋で、お前のことで師匠が説教されてたぞ」と。

で、師匠が口ごたえをしたことでとても雰囲気が険悪になってる、と。「これでいいのか?ちょっと考えろよ、いい加減に」っていうことを言われ。で、「そういうことがあったんですよ」って、大将に言って。

その話をしてたら、師匠が「ああ、あの話な」って言って、「具体的にはな」って言い出して。…俺はその時に、兄弟子に言われて「お前、いい加減ににしろよ」って言われて。ウチの師匠が大師匠に歯向かう、口ごたえをするとかないから。神様と弟子の関係だから。

円楽師匠、めちゃくちゃなこと凄い言うんだから。尾崎豊が死んだ日に全員集めて「尾崎豊(とよ)がな」って言って、ウチの師匠が小さい声で「豊(ゆたか)さんが…」って言うんだけど、また次の瞬間「尾崎豊(とよ)という男は…」「尾崎豊(ゆたか)さんが」って言ってて、「うるさい!今は豊(とよ)だ!」って言われて、「そうですね」って言ってたから、ウチの師匠。

それぐらい口ごたえしない人だったんだけど、俺はそれを聞いてショックだから、そのまま師匠の家に行って、「今日、ご迷惑をおかけしてしまったようで…」って言いに行くわけ。「ああ、大丈夫、大丈夫。師匠の虫の居所が悪かっただけだから、まとめといたよ。ちゃんとやっといたよ。気にしなくていいよ」って言われんだけど。

そこから先は、こっち側からすると、落語に自信も失ってるし、熱意もかなり失ってるし、そんな中、ラジオをすでに始めてるから。ある意味、「いいや」ってなっちゃってるの。その「いいや」のとどめはそこだから。

もちろん、これはカッコイイ言い訳なんだ。そこで自分自身が落語に対する情熱が、最後の一本が…みたいに言うのは簡単だけど、まぁ結局、テレビ、ラジオの世界もきらびやかに見えたんだろうし、落語会の関係性にも疲れたんだろうし、落語上手くならないことにもイヤになってたんだろうけど、まぁまぁ最終的にその日から、かなり自分の中でギアが「三遊亭楽大はいいや」ってなってて。

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