2021年3月22日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、渡辺直美への侮辱発言問題について、「身体的特徴でキャスティング」されることが多い芸能界で、「どれぐらい許されないことなのか、誰もそこを詰めていない」と指摘していた。
伊集院光：今後、『3びきのこぶた』のミュージカルをやる時に、太った人を指名しちゃダメなの？
もっと言うと、『3匹のこぶた』なんてものは、この世に存在しない感じになってくの？そこが俺もう全然わかんないし。芸能っていうものに関して言うと、色んな身体的特徴の役をやりますよ。
で、それが滑稽な場合も、お笑いは当然いっぱいありますけど。文春もなんかその「渡辺直美をブタ役にしようとした」ってことが見出しで。で、それに対して反省して辞めます、みたいなやつ、もう全然分かんないんだよなぁ。
しかも、女性をそうしたからダメなの？人間をそうしたからダメなの？それもよく分かんないし、ブタがダメなの？じゃあ、アルマジロは大丈夫？(笑)
そのブタっていうものの方向性が、悪口が強いから？そうすると、「ブタ野郎」は悪口じゃん。「犬野郎」も結構悪口だよね。「お前は主人にペコペコして、歯向かわない奴」っていう。あと、「狸野郎」とかもそこそこ悪口だよね、嘘をついている人、みたいな。そういう方向性の問題なの？鹿野郎…ウンコが細かい(笑)その感じか分かんないけど(笑)
何が問題なのか、一番大事なところ、「そこじゃなくない？」っていうところにもうドンドン行っちゃってるから。
一番大事なところは、それは全然明らかになってない。全然明らかになってない、本人もそこの反省の要素を全然言ってない、そこでパワハラ的なものがあったのか、なかったのかっていうところと、それから俺らの知らない、企画会議の段階でも、人間がブタのキャラをやるということが、どれぐらい許されないことなのかっていうことを詰めることを誰もやってないじゃない。
