2020年10月27日放送のTOKYO FMのラジオ番組『山崎怜奈の誰かに話したかったこと。』にて、乃木坂46山崎怜奈が、ゲストの伊集院光に「ラジオの仕事が軸になるなって思った瞬間ってありました?」とラジオリスナーならではの質問を行っていた。
伊集院光:(SNSの台頭で自分の中の仮想リスナーであるペルソナを)育てづらい時代にはなったなって。
山崎怜奈:でも、育てづらい時代になっても、まだ伊集院さんってずーっと番組をやられてるじゃないですか。で、30年以上続けてて、このラジオのお仕事が、軸になるなって思った瞬間ってありました?
伊集院光:なんだろうな…他が全然褒められないっていう。
山崎怜奈:いや、そんなことないでしょ。
伊集院光:最初は、ラジオをステップに、テレビに広がっていって…って思ってたんだけど。
山崎怜奈:はい。
伊集院光:わりと、ラジオとテレビっていうのは、最初の考え方はラジオが2軍で、テレビが1軍だとちょっと思ってたんだよね。
山崎怜奈:ああ。
伊集院光:だけど、ちょっと違う物。「似てて違う物なんだ」って分かったあたりで、テレビって競技の方は、わりと自分が思ってたほど得意ではないってことが分かりだし。
山崎怜奈:テレビは団体芸ですよね。
伊集院光:団体芸だね。そこ、早いね、気づくのね。
山崎怜奈:団体芸だなぁって。
伊集院光:テレビっていうのは、団体芸で。ラジオっていうのは個人競技に近いっていう。
山崎怜奈:だから、私は孤独を飼おうとしてるタイプなんで、ラジオの方がわりと素が出るんですよね。
伊集院光:あ、ちょっと分かるかもしれない。
山崎怜奈:テレビだと、悔しいのとかも、出すまいとしてるんですけど、出てるんですよね(笑)
伊集院光:うん(笑)ラジオでもホームランを打つようになって、いっぱい打つようになったら、テレビでもそのまま打てると思ったら、わりとテレビ番組では送りバントはそこそこ定評があるけど、ホームランバッターじゃないってことに気づくまでには時間がかかり。
山崎怜奈:でも、その方が長く細くいれますか?
伊集院光:これも安定してるわけじゃないからね。
山崎怜奈:そっか。
伊集院光:野球のセオリーとか変わるから。全然知らない人の時代がくるから。
山崎怜奈:なるほど。