2020年5月7日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・ナインティナインの矢部浩之が、『ナインティナインのオールナイトニッポン』を降板する際に、岡村隆史一人で続けるのではなく「本心は、一回終わって欲しかった」と告白していた。
岡村隆史:あの時もそうやった(矢部浩之、『ナイナイのANN』を降板した理由は岡村隆史が病気療養から復帰して二人でのラジオ番組が「楽しくなくなったから」と告白)。「ラジオ、卒業しようと思ってる」っていう時に、本来なら「なんでやねん」とか、もっとこう引き止めるとか、そういうことをしないといけなかったのに。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:俺自身は…これね、もう間違ってるで。今となっては間違ってんねんけど。
矢部浩之:いや、でも分かる、分かる。
岡村隆史:ラジオに対するモチベーションが、もうなくなってしまったんやっていうふうに、勝手に自分で思ってもうて。で、すぐに相方に「卒業しようと思ってる」って言われた時に、俺はすぐに「分かった」って言ってしまってん。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:で、「俺はまだこのラジオっていうのに、出たいと思う」って伝えてん。
矢部浩之:うん、それは分かってたから、俺、多分「卒業します」って伝えてん。「ナインティナインのオールナイトニッポン、やめたいです」とは言わへんかったのよね。
岡村隆史:言うてなかった。
矢部浩之:それは分かってたから。「やっぱりやるか」と。でも、ホンマの本心は、一回終わって欲しかったの、『ナインティナインのオールナイトニッポン』。
岡村隆史:うん。
矢部浩之:俺の勝手やけどね。モチベーション下がったのは、間違いではない、正解だと思います、凄い簡単な言葉で言うと。
岡村隆史:うん。
矢部浩之:モチベーション下がって。で、一回やめて、ちょっと期間経て一人でやってもらえるのがベストかなぁ、と。二人でやってる分ね。
岡村隆史:うん。
矢部浩之:と、勝手には思ってた。
岡村隆史:うん。
矢部浩之:でも、そう言わへんやろうなぁって踏んでたから。
岡村隆史:俺は俺で、それでリスナーが離れていくのが怖かったし、すぐにでも始めて。で、意地でも…ナイティナインじゃなくなったら、「前の方が良かった」っていう人が絶対いるやろうから。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:「それに負けるか」っていう気持ちで、もうやるしかない、と。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:もちろん言われた。「一旦、『ナインティナインのオールナイトニッポン』をしっかり閉じて、それからやった方がいいんじゃないですか?」って言うても、俺はリスナーが離れていくっていうのが、一番怖くて。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:それをもうかたくなに拒否して、「すぐに始めたい」って言ってしまったのね。色んなことをもう、相方のそういう思いが全然分かってなくて。
矢部浩之:うん。
岡村隆史:あの時に引き留められたんは、俺しかいないってみんなに言われたし。色んな人が多分、「いや、なんでや」という思いで言ってくれてたと思うけど、みんなそれはもうやりきった感しかなかった。今よ、今、色々話ししても。やりきった感しかなかったって。
矢部浩之:もし、直接…たらればやけど、もし直接「続けてくれへんか」って言われても、俺、やめてたと思うのよ。
岡村隆史:うん。
矢部浩之:言われてもやめてたと思うけど、多分、直接喋ることに凄く意味があったんやろなぁと思う、結果一緒でも。
岡村隆史:うん。単純にだから、そこも避けてしまっててんなぁって思うのよね。