2020年4月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伯山ラジオ寄席 太田光×神田伯山 この噺を聴け』にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、古今亭志ん朝の訃報について語る立川談志の姿を目の当たりにしたと明かしていた。
神田伯山:志ん朝師匠が亡くなったの、2001年ですよ。
太田光:ああ。
神田伯山:太田さん、36。今の俺と同い年ですね。
太田光:うん。
神田伯山:俺が18の時ですね。
太田光:俺は、この日は多分、談志師匠と一緒にNHKで収録して。
神田伯山:たまたまですか?
太田光:たまたま。
神田伯山:で、どんな話になったんですか?
太田光:『談志の芸能大全』だったかな。
神田伯山:ええ。
太田光:BSの番組があって。こんな話、「志ん朝師匠、お亡くなりになりましたね」って言えるわけなくて。
神田伯山:それは太田さんもおっちょこちょいみたいなフリして…
太田光:いやいや。
神田伯山:「志ん朝師匠、亡くなったみたいですけど」ってのは言えないですか?
太田光:とてもとても。それは、談志師匠どんな感じなんだろうって。
神田伯山:ああ。
太田光:普通に収録終わって。ただ、やっぱりワイドショーが「一言ください」って。
神田伯山:ああ。
太田光:だから合間に、カメラに向かって談志師匠が語ってんのを、俺は横で見てた。
神田伯山:ああ。そこで談志師匠が言ってたのは、「いい時に亡くなったよ」っていう。
太田光:まさにそれを見てた、目撃。
神田伯山:よく文字になってる、あれを生で見てたんですか?
太田光:見てた。「いい時に亡くなってますな、あれは」って。
神田伯山:永遠のライバルみたいな感じですよね。
太田光:そう、そう。「名人だね。今、俺は落語家で誰聞くって言ったら、こいつしかいない」っていうのを言ってたね。
神田伯山:色んな人も言ってるんですけど、談志師匠って本当に本気でまた落語をやり始めたイメージがあって。
太田光:そうだね、たしかに。
神田伯山:それで聞きに行った時に、物凄い談志師匠の『らくだ』で衝撃受けたっていう、そういう流れがあるんです。
太田光:なるほど。
神田伯山:一回、談志師匠もやる気あったりなかったりで、ムラがあるんですよね。で、志ん朝師匠亡くなった時にやる気出した時に、凄い芸っていうのはありますね。