2020年4月19日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伯山ラジオ寄席 太田光×神田伯山 この噺を聴け』にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、立川談志を古今亭志ん朝が一言で黙らせたエピソードを明かしていた。
神田伯山：志ん朝師匠って、太田さんから見て、何がいいんですか？
太田光：いやぁ…やっぱ、口調というか、なんて言うんだろう。江戸弁のキレのよさとか。
神田伯山：ああ。
太田光：上品さとか、品。だから、談志師匠とよく比べられるけど。
神田伯山：ライバルっていうね。
太田光：まぁ、本当にそういう意味じゃ、俺、『バカヤロー』っていう、映画撮った時に…
神田伯山：はい。
太田光：俺の映画の主役は、小朝師匠だったのね。
神田伯山：はい。
太田光：で、小朝師匠と撮影の合間に話してて。「談志と志ん朝って、どっちが凄いんですか？」みたいな。
神田伯山：ふふ(笑)
太田光：まだ談志師匠と会う前ね、俺がね。
神田伯山：ド素人の質問ですね、いいですね、でも(笑)
太田光：うん(笑)そしたら、小朝師匠が言ったのが…二人が話したっていうエピソードを聞いたんだけど。
神田伯山：ええ。
太田光：談志師匠が、志ん朝師匠に「お前さ、そんな判で押したような落語やってて、何が面白ぇんだ？もっと落語っていうのはそういうもんじゃねぇで、イリュージョンだろ」とかって言ったんだって。
神田伯山：ええ。
太田光：そしたら、志ん朝師匠が一言、「兄さんは普通に落語できないだけでしょ」って。
神田伯山：ああ。
太田光：そしたら、談志師匠が黙ったっていう(笑)
神田伯山：気が弱い(笑)
太田光：はっはっはっ(笑)苦手だったのかなぁ(笑)
神田伯山：ああ、落語苦手だったんですか、談志師匠(笑)
太田光：ふふ(笑)でも、それはたしかに的を射てたっていうか、そういう部分もあんのかもしれないけど。
神田伯山：まぁ、表現できない部分はあったでしょうね。全部は全部網羅できなかったっていう。
太田光：うん。
