2020年3月17日放送の放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、新型コロナウイルス騒動の中にも関わらず国民皆保険制度を公約に掲げるサンダース上院議員不利の報道でダウ平均株価が上昇したことに驚いていた。
太田光:黒田総裁が記者会見、昨日かなんかやってて。
田中裕二:日銀のね。
太田光:追加緩和、量的緩和どうのこうのって。あの人、やっぱりさ…俺は別に、経済の専門家じゃないから分かんないけども。
田中裕二:うん。
太田光:落ち着いてて。一部では批判されてるみたいだけど。
田中裕二:うん。
太田光:「リーマンショック急ですか?」みたいな質問があって、「いやぁ…リーマンショックほどじゃないです(笑)」って、笑いながら言ったんですよ。
田中裕二:ヘラヘラしながら(笑)
太田光:俺やっぱりね…実はあの人の言動って、もろ景気に…
田中裕二:左右するよね。
太田光:株の上げ下げに左右するから。
田中裕二:表情一つで変わるよね。
太田光:そう、表情一つで変わる。そういう意味で言うと、「凄く考えてやってんだろうなぁ」っていう、パフォーマンスとしてね。
田中裕二:はい、はい。
太田光:それは思ったんだけど。今はもう、ダウがもう凄いことになってるでしょ。
田中裕二:物凄い下がったんでしょ?
太田光:下がった、3000ドルぐらい。それなんかにしても、あの数字に惑わされて、アワワしちゃうと、あれよくないからね。ああいうのって実はね、コロナが始まった時に、一旦やっぱり…もうここのところ4桁の上げ下げでずっときてるから、毎日。
田中裕二:うん。
太田光:上がったり、下がったりですよ。で、ドーンッと一回、下がった時あるんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:で、また四桁戻したり。それ毎日やってんだけど、その戻した一つの要因っていうのが、最初の時に、民主党の代表選をやってて、スーパー・チューズデーって。
田中裕二:うん。
太田光:あの時にバイデンさんが有利ってなって。相手はサンダースって人で。この人の選挙公約は、日本では当たり前になっている皆保険ですよ。
田中裕二:うん。
太田光:オバマケアって。これをやるっていうのを、いわゆる公約にしてた人が、不利になったってことで、上がったんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:つまり、こんだけコロナなんだって言ってる時にも関わらずですよ、国民皆保険をやりましょうって言ってる人が不利になったことで、ウォール・ストリートの反応っていうのは、上がるんですよ。
田中裕二:うん。
太田光:だから、そういう価値観ですからって言うことだよね。
田中裕二:うん。
太田光:だから、アメリカでこれからどうなるか分かるんですけど、日本はみんなもう保険を検査に適用させるとかって言ってるけど。
田中裕二:うん。
太田光:アメリカはそういうのがないんですからね。それでないにも関わらず、それをやろうという人が不利になったことで、株が上がるんです。ウォール街にとっては、それは経済的に、そっちにカネ持ってかれちゃうとっていう。
田中裕二:経済としてはね。
太田光:良い、悪いじゃないですよ、私が言ってるのは。
田中裕二:考え方がこうも違うんだっていう。
太田光:その価値観だから。その数字だよって思った方がいいね。
田中裕二:うん、凄いね。
太田光:そこであんま一喜一憂するのはどうかって思うよね。
田中裕二:なるほどね。アメリカ特有の価値観っていうかね。
太田光:うん。