岡村隆史、闇営業騒動で「元お笑い芸人」が浅い知識や経験でインタビューを受けて世間へ発信することに苦言「めちゃくちゃリスクある」

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2019年7月4日放送のニッポン放送系のラジオ番組『ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・ナインティナインの岡村隆史が、闇営業騒動で「元お笑い芸人」が浅い知識や経験でインタビューを受けて世間へ発信することに苦言を呈していた。

岡村隆史:色々あるね、吉本興業ではありますけども。こういうほのぼのしたエピソード(新たに着任したマネージャーが誕生日プレゼントをくれた)もあるということでございますけれども。

まだ、まだその闇営業について何か色々言うてるところもあったりはするんですけれども。まぁだから、元ね、「元暴力団幹部」とか。そういう人らがなんか色々、インタビュー受けたりしてるじゃないですか。

まぁ、それはさておき、そんな中たとえば雑誌の記事であったりとか、メディアとかもそうなんですけど、元お笑い芸人のインタビュー記事であったりとか、元お笑い芸人という方がメディアに出て、ほんで「こんな実態があるんですよ」って言ってお話しされてたりするんですけども。

まぁ、その方はもう言うてもお笑いの世界辞めて、他の世界で頑張って立派に仕事してはるんですけど。それはそっち側の方で成功してはるから、それは立派なことやと思うんですけれども、そういう方が昔お笑いやってて、「こんなことがありましたよ」っていうのを話してるんですけども。

これは本当にね…その方々が話していることっていうのは、まぁ芸能の観点からも、お笑い芸人の観点からも、会社からもそうなんですけれども、その人らが喋ってることって、ウワカ中のウワカなんですよ。

何も知らない、本当にそのかじったことの、ちょっとした経験をお話しされてるんですけども。そんなんを普通にメディアに呼んで、お話しして…っていうのは、めちゃくちゃリスクあると、僕、思うんですよ。

その人らは、ほんの僕なんかでも30年近くこの世界にいても、分からんことたくさんあるんですよ。数年、お笑いやった人が、「こういう実態があります、こういうことがあります」って喋ってはるんですけれども、それが全てかって言ったら、全然違うんですよ。

そういう人のお話を、「ああそうなんですか、そういうことあるんですか」って言って発信するというのはこれ、なかなか…まぁ今回多分、何でしょう、別にいいですよ、苦言でいいと思いますよ。

僕はもう「苦言って書くな」って言ってるんですけど、これは苦言なんですけれども、そういう人の話が、言うても浅いんですよ、全てにおいて。だって、そんな30年いても分からないんですよ。そんな人が「こんなんでした、あんなんでした」って言うんですけど。それはちょっと…もっと深いですよ、と。

で、もっと色々ある業界なんですよ。もっと色々大変やけども、お笑いやってる人いるんですよ。「吉本ってこういうところなんですよ」って、もうそんなたった数年いただけでは多分わからないと思うんですよ。

それをこの「元お笑い芸人」っていうことで、闇営業とつなげてパーって発信するリスク。それがほんまなんやと思っちゃうじゃないですか。世の中のお茶の間の皆さんって。そんなもんじゃないんですよ。

だって、もう我々なんかも分からへんこといっぱいあるから、諸先輩方とかに聞くじゃないですか。「こういう時どうなんですか?こうなんですか?」って言うたら、「それはな…」って、師匠の方々が教えてくれるわけじゃないですか。

だって、僕らなんかでも、「これどうなってんねやろ、どういうことなんやろ?」って思う時に、僕らありがたいことに先輩がいて、先輩に教えてもらうじゃないですか。「これ、どうなってるんですか?」と。

「こういうことらしいねん」って教えてもらったり、「ああ、そうですか」と。分からへんことだらけや、まだ。

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