2026年5月25日配信開始のTBSポッドキャスト番組『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます』にて、お笑いコンビ 博多華丸・大吉の博多大吉が、金属バットのTHE SECOND 2026決勝ラストのネタについて語っていた。
博多大吉:THE SECOND 2026をちょっと軽く振り返りますが、本当に面白い大会で、私もスペシャルサポーターとして3年連続で見させてもらいましたけども。
毎年、見所がありますけども、今年は本当に見所が多い大会でしたね。で、わざわざ実は今日この後、楠葉さんと一緒に喋るんですけども、なぜ私が1人で喋っているかというと、ちょっと皆さんに、ご説明というか、私の発言の意図を知って欲しくて、こういう時間を設けてもらいました。
というのも最後ね、私、準優勝に終わった、結果的には優勝できなかった金属バットに対して、「テメェらやりやがったな」と言ったんですけども、この言葉がもう褒め言葉なのか、それとも「大吉さんブチギレてるのか」みたいな、そういう論争がお笑いファンの間でごくごくわずか巻き起こってたんで。
あまりこういう真意を言うのは、格好悪いんですけども、誤解されたくもないんでちゃんと言っとこうかなと思って。
今回、今年のセカンドで、自分もスペシャルサポーターとして見届け人でやらせてもらって、コメント振られて頑張ったんですけど。唯一の心残りがね、決勝のネタが終わって、トットと金属が終わって、投票もすべて終わって「さぁ、どうですか」って東野さんに振ってもらった時に、もう全然上手いことというか、言葉が出てこなくて「わかんないです」みたいなこと言っちゃったんですね。
で、実はあの時僕が何を考えてたかって言うと、金属のネタが凄すぎてというか、2組のネタが終わった時点で、もう金属の負けがなくなったと思ったんです、僕。賞レースって大体、優勝というか勝者2組いると思ってて。1組はその名の通り優勝した人。で、もう1人の勝者は、優勝はできなかったけど、絶大なるインパクトを残した人。
この2組に勝者って分かれると思うんですよ。大会によっては優勝者しか光浴びない時もあるけど、昔で言うとM-1のオードリーみたいに、「優勝はできなかったけど」みたいな、そんな感じの勝者が僕2組いると思ったんですけど。
金属がネタ終わった後に、もう完全にコイツらどっちかやん、と。勝ったらもちろん優勝やし、負けても全然インパクト残したし、というか、どっちも取る可能性。麻雀で言うともう「ダブル役満の体勢」に入っているっていうのが、ちょっと私ド肝抜かされまして。
というのもね、アイツらのネタ見てて。SECONDって実は物凄くルールが厳しくて。ネタ時間6分だけど、6分を超えたら減点なの、はっきり。で、これオンエアでも言っと思うんだけど、6分15秒超えたら、10点引かれるんですよ。
で、その後、10秒ごとにどんどん引かれるのかな。だから6分15秒超えた時点で、あのレベルの大会で10点引かれるってことは、なかなか勝つのが難しくなるのね。だからその対策として、実はあれテレビには全く映ってないけど、演者から見える客席の1番後ろにでっかいタイマー付いてんすよ。
で、ネタが始まったらそれがこう刻みだして、スタートして。「今、何分くらい」っていうのが、実は僕の席からも見えるようになってたから、全組実は僕気にして見てたの。だってあのコンテストとか慣れてないベテランの子たちだから。で、お客さんが盛り上がれば盛り上がるほどネタなんか長くなるし。しかも15秒なんてあっという間に過ぎるから。だから、名前出すとなんだろうね、タモンズとか、そういう久しぶりの舞台に帰ってきたみたいな子らはね、ちょっと時間の間ミスして欲しくないなと思ってたから。
僕はもう最初のそれこそトップバッターの金属バットから全部、時間を見ながら実はネタ観てたんですけどね。
で、金属が最後のネタをやってる時に、明らかに様子がおかしい、と。「この子ら、途中からどうやら一ボケで完結させるつもりだな」と思い出して。じゃあどこまでこの子ら引っ張るんだろうなと思って。だからもう時計を見ながら、1分経過、2分経過、3分経過してもまだ言わん、と。
僕の予想というか、想像の中では、一ボケでドンって言った後に、なんラリーかあって終わるネタなんだろうなと思ってたから。でも、本当3分半超えたあたりから、「これ終わった後の一ラリーもないのかな?一ボケで終わらすつもりかな」と思ってて。
で、それよりも「これ、6分15秒に収めろよ?絶対減点されるなよ」とか思いながら見てたら、見事に一ボケで、そのあとは友保くんかな、上着脱いで「何しとんねん」みたいな。それで終わったよね、確かにね。
あれを見た時に、それこそ第1回目のチャンピオンのギャロップもね、長い間振りに使って一ボケで落とすみたいなことやってたけど。彼ら、例えばギャロップも全然悪くないんだよ。ギャロップと今年の金属の何が違うかというと、金属バットってあのネタって、お笑いファンの目線かもしれないけど、2001年から始まったM-1グランプリ、そっから始まった賞レース、この四半世紀にわたって続いてきたお笑い界の常識というか、そういうのを全部フリにしてるのね。
もうネタ、掴みまで何秒とか、ネタ数がどうのとか、ツッコミの例え具合とかボケの角度とか、「そんなもん、要りまへんねん」みたいな、そういうのをなんか嘲笑うではないけども、そういうのを壮大な振りにしたネタに僕には見えて。
あれを思いついたところで、やっていいのはお客さんに受け入れられるっていうのは多分、金属バットだけかな。で、なんで受け入れられるかというと、彼らがそういう人生を歩んできたからで。だから、THE SECONDっていう人生をぶつけ合う大会で、ちゃんと本質から外れずに、人生ぶつけてきて。これまでのお笑い界に一石を投じ、ちゃんと爆笑取って「いや、これとんでもないことやりやがった」と思ったのね。


