2026年5月27日放送の日本テレビ系の番組『ZIP!』でのお笑いコンビ・オードリーの若林正恭と水卜麻美の対談にて、若林が休養時にタレントとしてトレンドに対応することを悩んで調べていたことを告白していた。
水卜麻美:喉の調子はどうですか?大丈夫ですか?
若林正恭:あ、そうそう、もう全然大丈夫。
水卜麻美:よかった。
若林正恭:復帰して。
水卜麻美:休養があったじゃないですか。人と3週間喋らないって、結構人生で経験がないんですけど、何か変わりましたか?
若林正恭:いや、俺3週間の休養して、誰とも喋っちゃいけなかったの。図書館に行ってずっと調べていたことがあって。
水卜麻美:うん。
若林正恭:これも変にブッてる感じになったら嫌なんだけど…西洋の画家で、風景をまんま描ける人の流行っていた時代があって。そこにカメラが出てきたら、「カメラで見られるんだから、風景をそのまま描いてもしょうがなくね?」みたいな感じが。自分の見た印象で描くっていう時代がドンッて変わるわけよ。
水卜麻美:うん。
若林正恭:で、変わる人ばっかりがパイオニアとして、いろんなことが凄い革命家なんだよって書いてある本はいっぱいあるんだけど、時代が変わってしまった古い人たちが、どういう風にしていたのかをずっと調べていたの、面白くて。
水卜麻美:凄い、面白いその視点。
若林正恭:美術フリーク、美術オタクたちに「アイツはもう終わった、古い」ってめっちゃ言われて、みんな迷走すんのよ。
水卜麻美:へぇ。
若林正恭:ずっと風景をそのまま描くのが得意だったのに、「印象のもやっとした感じが流行っているな」と思って、結構、中年・ベテランになってからそれを取り入れて、「若い人の真似をして描いてさ」とか言われて、結構大変なの。
水卜麻美:うん。
若林正恭:でも、それを経て「やっぱり俺は風景を描くしかないからな」みたいに戻っていくのよ。そしたら、10何年後とか亡くなった後の人もいるんだけど、「やっぱ、あの人凄くない?」みたいになったりしてんのよ。
水卜麻美:うん。
若林正恭:で、そのまま若い人にすり寄って取り入れた結果、ダメになっちゃう人もいるの、リアルに。
水卜麻美:へぇ。
若林正恭:だから、それ読んでて…どっち道、取り入れて上手く次の時代でも売れている人もいるんだけどね。
水卜麻美:うん。
若林正恭:テレビだったら、「今のトレンドはこうなんだ」とか、「今の人の感覚はこうなんだ」ってやってずっといまの人もいるじゃん。チョイスをどうするかなんだけど、どっち道この時代の変わり目に入った時って、みんなしんどそうだったね。
水卜麻美:歴史に学ぶの、凄いですね。なんでその休養の時期にそこを調べようと思ったんですか?
若林正恭:「自分が古くなっているな」と思ったから。
水卜麻美:若林さんでも思うんだ?
若林正恭:思う。
水卜麻美:やっぱり若い子を見ていると思う?
若林正恭:めっちゃ思う。喋ってたりもして、めっちゃ思う。

