2025年11月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、ポケモンカードNFTが高額でやりとりされることに感じる違和感について語っていた。
伊集院光：転売ヤーの人が、転売のポケモンカードとか転売するじゃん。で、特にポケモンカードなんだけど、ポケモンカードがいくらで出んのかわかんないけど、その購入した額よりも高く、凄い珍しいレアカードが出たから、転売するじゃん。
例えば100円だったやつを1000円で売るじゃん。そうするとさ、1000円で買った人がさ、これ2000円で売るかもとか、5000円になるかもとか言ってくから、どんどん転売の転売の人とかがさ、どんどんお金が上がってくじゃん。
で、良いか悪いかみたいな判断じゃなくて、俺はもう目が回ってきちゃったんだけど。で、またさらにそれがっつって、凄い高いポケモンカードとかあるじゃん。で、それ関連のやつで最近人から聞いた、凄いことになってるなって思ったのはあれあってんのかな？NFTっつったかな。
昔、絵とかをデジタル管理するみたいなことで、複製が作られないみたいので、どうも儲かりそうだっていう空気出て。割といろんなところにこのNFTね、デジタルの本物証明みたいのがついてる、その権利がついてる絵画とか流行ってさ。
で、昔ってほど昔じゃないんだけど、ホリプロのタレントでもあの何個かグッズに、「NFTつけました」みたいなやつとがあった気がするんだけどな。で、そのブームが去って、今、このNFTみたいなやつがいっぱいポケモンのカードを持ってる会社があって。
で、レアカードを売りますっていう時に、ここにそのNFT、デジタルの「これ、あなたのものですよ」っていう証明をつけます。で、これを5万円で買います。5万円で買うと、ポケモンカードは送られてこない。
で、このNFTを「あなたのものです」っていう権利を10万円で売ることができます。で、30万円で売ることができます。で、この買った人は「あなたのですよ」を持ってるから、「自分のデッキに入れたいから」って言えば、ちゃんとそのカードも送られてきます。
送られてきますけども、 転売の転売をやってるうちは、品質が落ちちゃったりとか、どうしてもうんこを拭く紙がない時に使っちゃったりとかする可能性もあるじゃないですか。うんこ付いてんなら、それ30万円のやつですけど…え？これ誰のですか？ああ、浜辺美波の…300万っていうことはありますけども、それも偶然。浜辺さんはもういつだってちゃんと紙を持ってますから(笑)
…どうでもいい、しかも汚ぇギャグのためにね人様の名前を出すこともないですけど。要は、転売だけをしてる人からしたら、手元において管理をしたりとか、高価なものを送ったりとかやり取りすることっていうのは患らわしいことなんです。
凄いキラキラのポケモンカードを見ることにそんなに興味はないし、自分のデッキに入ることには興味はないから、次から次へとこの権利だけを売り買いしてけばいいっていうんで。
それもなんかもっとクラクラしてくるのは、そこのサイトに行くと、凄いたくさんポケモンカードを持ってることが、本当に持ってることが信用じゃないですか。そこがちゃんと「あなたは手元にそれあるんですね」っていうのが信用じゃないですか。
だから相当あるんだと思うんですけど。そこで、10枚パッケージいくらみたいな。ランダムで出る、10枚パック…ポケモンカード多分買って、全部剥いて。で、NFTというものと紐付けして、で、厳重に保管するっていう作業がしてるやつ、権利をランダムで組み合わせたパックが、レアの封入率がこれぐらいですみたいなランクに分けて、もうそれが売ってるのよ。
それを売ってると、カードが来るんじゃないの。中に入ってたやつの権利が来るの。で、もちろん欲しければそれをちゃんとえっと受け取ることはできます。だけど、その場でもう自分の売りますに出していくと、またそのNFTが売られていく。
もうちょっとクラクラしてこない？なんか本当に、僕の中にある凄いアナログな物の考え方、おっさんの考え方としては、この会社別にポケモンの会社と何も関係ないからね。そうすると、他人のふんどし感凄いじゃん。
じゃあ、純粋にカードが欲しい人からすると、どんどんその高額になっていく。どんどん高額になってくわけよ。その価値は外にもはみ出てくるから。そうすると、その会社で扱ってなくても、あのカード手に入れるのには、これぐらいかかるってところが出ちゃうから、上がっちゃうのとかは、多分俺が嫌だって思ったやつの中の分かりやすいところで、それは嫌だなぁって。ちょっと嫌だなぁっていう。
