2024年6月21日放送のABCラジオの番組『東野幸治のホンモノラジオ』(毎週金25:00-26:00)にて、お笑い芸人・東野幸治が、『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』のMCになってダークなものまね芸人たちの芸能界を垣間見たと告白していた。
東野幸治:『爆笑そっくりものまね紅白歌合戦』っていうのは、元々23年やってて。それまでは、ものまね四天王って言って、コロッケさん、クリカンさん、清水アキラさん、ビジーフォーさんが、凄いハイクオリティのおもしろ爆笑ものまねをやって。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:視聴率も、その時はまだ世帯視聴率しかない時代ですけど、28%とか、25%とか、とにかく郁恵ちゃんが笑って、笑って。
渡辺鐘:ふふ(笑)
東野幸治:そもそも言うたら、あのねのねさんがやってて。で、研ナオコさんとか。所ジョージさんとか、さんま師匠とか、郁恵さんとか。そういう人が代々やってた番組で、なんとなくものまね四天王っていうのがワーッて凄くなって。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、その中、栄枯盛衰じゃないけど、そういう波みたいなんがくるから。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、新しい風必要やなってところで、コロッケさんとか、ビジーフォーさんとかも出なくなった時に、また若い人が司会で、新しくものまね作っていこうって時に、オファーを受けたんですよ。
渡辺鐘:はい。
東野幸治:で、最初は前室に行ったら、吉本はマネージャーって全員私服じゃないですか。ものまねタレントのマネージャーって、全員黒い上下のスーツなんですよ。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:で、タバコの煙が冗談抜きで、前見えへんぐらい煙ってて。
渡辺鐘:ふふ(笑)
東野幸治:ホンマに、当時スタジオでも言いましたけど、「ビックリしました。全員黒いスーツで、ヤクザやと思いました」って。
渡辺鐘:はっきり(笑)
東野幸治:「どうか僕だけ殴らないでください」って(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「敵対してません」っていうぐらい。当時の演歌歌手の事務所みたいな空気で、「たしかにこれ怖い雰囲気で」って。あんなひょうきんなものまねをしている人が陣取って、黒尽くめのスーツとかプロデューサーの真ん中で「はっはっはっ」って。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:で、たしかに我ながら、「これ、Wコージいるな」って当時思ってたんですよ(笑)
渡辺鐘:はっはっはっ(笑)
東野幸治:「なんや、この怖い感じ」って。今まではダウンタウンさんとか、ウンナンさんとか、『いいとも』とか、どっちかって言うたら、ライトな芸能界しか知らなかったんですけど。
渡辺鐘:うん。
東野幸治:「あ、ものまねの世界って、こういう…」っていう。たしかに、興行とか余興とかそういうのがあるから、「あ、そうなんやなぁ」ってやり始めて。