2024年3月9日放送のTOKYO FMのラジオ番組『川島明 そもそもの話』(毎週土 17:00-17:55)にて、お笑いコンビ・麒麟の川島明が、とろサーモンの松竹芸能ディス漫才が火種となったTKOらがマジギレした事件について語っていた。
川島明:吉本vs松竹の、溝の底が見えなくなる事件があってしまったんですけども。
中西茂樹:はい。
川島明:俗に言うとろサーモン事件という。
中西茂樹:はい。
川島明:知らない方がほとんどだと思います。これ、本当ポケットの中の戦争ぐらい、ちっちゃい話なんですが。
中西茂樹:ふふ(笑)
川島明:大阪吉本vs松竹、漫才の上でいいライバル関係でした。ところが、とろサーモンがですね、スカシ漫才というのされまして。
中西茂樹:はい。
川島明:大発明、これまぁM-1でも準決勝とか行ったり、『めちゃイケ』とかこれで出たりしたんですけど。
中西茂樹:うん。
川島明:村田君が流暢にワーッと喋る。で、久保田君が面白くないボケをあえてやる、みたいな。しょうもないことを言う。ほんで、村田君が「何言うてんねん」とかツッコまず、「ははっ…ほんでね、僕、この間こんなんあったんです」みたいな、スカす。全部のボケをスカす。
中西茂樹:はい。
川島明:ほんで、久保田君がどんどん可哀想になっていくねんけど、めっちゃおもろい。
中西茂樹:ねぇ。
川島明:パチッと成立した漫才で。で、久田君がそれでもまだボケる、みたいな。ほんでその時の村田君のツッコミで、「はい、もう松竹行け」って言ったんですよ。
中西茂樹:ふふ(笑)
川島明:あまりにも面白くない久保田に対して、村田が「お前、松竹行け」って。で、吉本のお客さんめっちゃ笑うんですよ。
中西茂樹:はい、はい。
川島明:で、ドーンってウケる。ドーンってウケるから、大事なテレビとか大事な賞レースもそれやるんですよ。
中西茂樹:はい。
川島明:「ああ、おもんない。松竹行け」っていう。この一言で、松竹芸能が怒り倒したっていう(笑)
中西茂樹:はっはっはっ(笑)
川島明:「この世界やめろ」みたいなテンションで、「松竹行け」と。「同じ意味なんか、これ」と(笑)
中西茂樹:ありましたねぇ。
川島明:これはマジで揉めたんですよね。
中西茂樹:ありました。本当にだから、次の出番が僕らとかの時、前がとろサーモンさんで、そのネタをやる。その後に松竹芸能の僕らが出てくるとかいうパターンもあったんで。
川島明:で、吉本側からも「やめろ」と、それ。
中西茂樹:あ、そんなんあったんですね。
川島明:あった、あった。とろサーモン、久保田が結構あの当時からあの調子なんで、「削れ」って言われたらやっぱ削らないんですよ。
中西茂樹:はい。
川島明:で、村田も尖ってるし、お客さんは笑うし。
中西茂樹:はい。
川島明:ずっと劇場でもまだ言う。これが結構問題になってしまって。
中西茂樹:ありましたね。
川島明:もうその時の若手トップTKOさんとかも。
中西茂樹:はい。
川島明:もうここがマギギレ。
中西茂樹:「なんだ」と。
川島明:「なんだ」と。