2019年8月15日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『おぎやはぎのメガネびいき』(毎週木 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・おぎやはぎの小木博明が、「iPhoneを盗まれた」と訴えるも動こうとしない警察官を相手に揉めたと告白していた。
深夜に「携帯電話がない」と騒ぎ出した奈歩
小木博明:1時40分とかかな。散々話した後に、(妻・奈歩が)「電話がない」とか言い出したの。
矢作兼:ああ、ヤバイ。
小木博明:「電話ないってなんだよ」って思うわけじゃん、こっち。酔っ払ってるし。
矢作兼:どっか忘れてきたか。
小木博明:「今日、どうやって帰ってきたの?」って言ったら、飲んだ後に、結構な距離を歩いて帰ってきたんだって、風が気持ちよかったからって。
矢作兼:うん。
小木博明:で、家の近くのバーに一人で入っちゃったんだって。まだ飲み足りないって。
矢作兼:ふふ(笑)帰りのスナック寄るのと同じだよ(笑)
小木博明:そう、スナック寄って。で、そこでは電話をしてた、と。メールかなんかしてたし。「じゃあ、その店に置いてきちゃったんじゃない?」って。
矢作兼:うん。
小木博明:それがもう、1時50分。で、「一緒に行ってくれ」と。
矢作兼:うん。
小木博明:2時ぐらいになって。「じゃあ行こう」ってなって。もう、俺も店に行って。で、その前にiPadで「iPhoneを探す」っていう。
矢作兼:あるよ。
小木博明:それを押すと、結構大きい音が鳴るんだよね。
矢作兼:鳴るの?向こうが?
小木博明:向こうがなるの。一番音量を低くしてても。
矢作兼:サイレントモードになってても鳴るんだ。すげぇ。
小木博明:それ、厄介だったのが、ウチ、二世帯で、まあるが良子さんの方にお泊りしてて。
矢作兼:うん。
小木博明:まあるが向こうに持ってっちゃって。良子さんの寝室で寝ちゃってる。それを2時近くになってとりに行くのも悪いじゃない。起こさなきゃいけないから。
矢作兼:うん。
小木博明:それを起こすのも悪いから。「お店に行こう」って。
矢作兼:うん。
バーにもなく、iPadで「iPhoneを探す」
小木博明:で、店に行ったらまだやってて。「電話ありますか?」って言ったら、探してくれたの。お客さんも2人ぐらいいて、「ない、ない」って。
矢作兼:うん。
小木博明:で、「家にあるんだよ」って、戻ってきて探したけど、ない。
矢作兼:ああ。
小木博明:結局、「iPadで探そう」って。良子さんの家に行って、iPadとりに行って。
矢作兼:うん。
小木博明:でも、酔っ払ってっから、字も見えないの。だから、「鳴らすってボタンを押して」って言われて押したの。
矢作兼:うん。
小木博明:全然、音が聞こえないわけ。「やべぇじゃん」って。「どうすんの?これ」って。2時過ぎ。で、そのiPadに音が鳴らなかったんだけど、Google Mapみたいに地図が出てて。
矢作兼:iPhoneがある場所がね。
小木博明:で、そこGPSじゃん。少し範囲を広げたら、ウチの近所が写ってて。そしたら、ウチから歩いて1分以内の家の中に、その電話のマークがあんの。
矢作兼:へぇ。
小木博明:「ええ?!」ってなるじゃん。「その家にあるよ」って。ウチの近所にあるよって。
矢作兼:うん。
近所の家にiPhoneがあると表示される
小木博明:「さっき、店にいた人以外のお客さんいた?」「若い男がいた」って。「そいつが持って帰ったんだよ」みたいになって。
矢作兼:うん。
小木博明:で、夜中の2時過ぎに、そのGPSのマークが出てる家に、俺ら行ったわけ。
矢作兼:いやぁ、大変!
小木博明:住宅街だから、真っ暗だよ、色んな家が。
矢作兼:ピンポイントじゃないから分からないでしょ?
小木博明:完全に地図の家のところにあるわけ。で、見たら電気がついてるの、その部屋だけ。電話のマークがあるその家、そこだけ電気がついてんのよ。「どうするんだ、これ」って。
矢作兼:ピンポンいけないよね。
小木博明:「この時間には行けないだろ」って。でも、奈歩は酔っ払ってるから、「鳴らしちゃおう、鳴らしちゃおう」って言うんだけど。
矢作兼:ピンポンを?
小木博明:ピンポンを。「無理、これは近所だし、イヤだ」って。で、iPhoneを鳴らそうよって、鳴らして。それで家のところに耳を当てて。
矢作兼:中で鳴ってないかって。
小木博明:で、俺がバンバン押したわけ。でも、聞こえないわけ。
矢作兼:凄い音で鳴るんでしょ?
小木博明:もし盗んだなら、鳴った瞬間、すぐ消す。
矢作兼:でも、電源切ってたら無理でしょ。
小木博明:電源切ってんじゃねぇかって話をしてたら、「もうピンポン鳴らそう」って。「それは無理だ」と。今、このご時世、どんな人がいるか分からないし、ヤバイ。逆上されるかもしれないからって。
矢作兼:普通は、次の日にするよね。
小木博明:近所だし、俺の住んでるところも多分、分かるだろうしって。そこで考えたの。「じゃあ、おまわりさんのところに行こう」って。交番に。
矢作兼:え?
小木、交番で揉める
小木博明:交番まで、結構距離あんだけどさぁ、もう奈歩がどうしても電話が欲しいっていうから。「次の日にしよう」って言ったんだけど、「そこにもうあるんだから」って。
矢作兼:うん。
小木博明:「これはもう窃盗だろ」って。拾った場合、交番に届けるだろう、もしくは店に置いておくのに、そんな鳴らさないようにまでして。
矢作兼:うん。
小木博明:家にあるなら窃盗だから、もう完全に窃盗罪として言うべきだって、おまわりさんに言ったの。
矢作兼:うん。
小木博明:で、iPadも見せて。そしたらおまわりさんは、「GPSでは動けない。GPSは100%ではない」って。
矢作兼:ちょっとズレたりしてたらね。
小木博明:俺はGPSよく知らないから、「GPSを信じないなんておかしい」って話したの。「GPSは100%だろ」って。ちょっと揉めちゃったわけ。
矢作兼:うん。
小木博明:「アンタ、おかしいよ」って。
矢作兼:でも、結構ズレるよ。
小木博明:ズレるんでしょ、あれって。でも、その時、俺、分からなくて。GPSって間違いないと思ってたわけ。よく矢作がザキヤマとGPSで繋がってんじゃん。
矢作兼:やってる、やってる。この場所も分かってる。
小木博明:そういうのも聞いてるから。「GPSを死んいないなんておかしいでしょ」って。でも、向こうは動く気がないの。
矢作兼:まぁね。
小木博明:「じゃあ、なんですか?今、これ夜に行きますよ。言ったときに、おまわりさんも来てくれたら安全じゃないですか」と。
矢作兼:うん。
小木博明:「おまわりさんは間に入らなくて、向こうが逆上して、俺が危害を受けてから動くんですか?」と。
矢作兼:抑止力の意味でね。
小木博明:抑止力の意味で「一緒に来てください」って。なのに、絶対動かないわけ。「GPSは100%じゃない」って。
矢作兼:ふふ(笑)分かる(笑)
小木博明:それおかしいだろって。「もうちょっと科学的になってくれよ」って思ったわけ。
矢作兼:まぁ、でもそんな程度じゃね。
小木博明:でも、GPSって凄いことじゃん。
矢作兼:信頼起きすぎだろ(笑)
小木博明:で、揉めつつ、奈歩が「紛失届を書いておきましょう」って。で、書いてる間に、俺はGPS見てたの。そしたら、さっき家にあったであろう場所が、動いてんの。
矢作兼:ええ?!
小木博明:で、500mぐらい動いたの。
矢作兼:500mはGPSでも動かないよね。
小木博明:完全、今、持ち歩いてるぐらい。もしくは自転車に乗ってるぐらいの動きよ。「おまわりさん、動いてるよ」って。「でも、それはGPSだから」って。
矢作兼:ふふ(笑)
小木博明:で、奈歩も酔っ払ってるし、「小木、今からそこに行こうよ」って。
矢作兼:ああ。
小木博明:で、俺が近くに行って鳴らして、ビービーってなったら、「お前だ!」ってやろうってなって。
矢作兼:うん。
小木博明:それで、「俺は襲われたら110番すればいいんですね?」っていやらしい言い方したら、「そうですね」って感じなの。なんでそんなにGPSを信じないのって。
矢作兼:やられてからじゃないと、動けないからね、警察。
小木博明:それ、すげぇ言ったの。「おかしいんじゃないですか」って。「今、行くんですからね、そこに。窃盗犯ですよ。GPSで、そこでもそいつなんですよ」って言ったけど、「いやぁ…」って。もう3人ぐらい集まってきちゃって。
矢作兼:ああ。
小木博明:で、奈歩も老眼だから、紛失届書くのも遅いのよ。で、おまわりさんに指示を受けながら書いてて。その間もGPS動いてるじゃん。見てたらさ、さっき動いてたのが一瞬にして俺の家になってんの。
矢作兼:え?!
結局、自宅に表示される
小木博明:「ウチじゃん!」って。「でも、さっき鳴らなかったじゃん」って。「ヤバイ、おまわりさんにこんなに言っちゃってる。GPS間違いないって…」と。
矢作兼:うん。
小木博明:奈歩に言えないの、GPSがウチになっちゃったよって。
矢作兼:そっか(笑)
小木博明:引くに引けないから。で、奈歩が紛失届を書き終わったところで、もう、俺がいたたまれなくなっちゃって。
矢作兼:罪悪感ね。
小木博明:最後、「ウチにあるみたいです…」って。30分ぐらい交番にいて。
矢作兼:うん。
小木博明:「すみませんでした」って。
矢作兼:でも、家で鳴らなかったわけじゃん。
小木博明:でも、GPSで完全に動かないのよ、iPad動かしても。
矢作兼:うん。
小木博明:なんであんなに動いてたか分からないんだけど、完全に動かないの。「家にあるかもしれないです。すみませんでした」って。一応、謝っておかないと。
矢作兼:それはそうだよ。本当に迷惑だよ。
小木博明:凄い迷惑じゃん。で、帰って。鳴らしたの。その時に、本当に集中してシーンとなったら、かすかに聞こえたんだよ、奈歩の部屋から。
矢作兼:はっはっはっ(笑)
クローゼットの中で発見されたiPhone
小木博明:奈歩のクローゼットの中から。「鳴ってるじゃん」って。
矢作兼:クローゼットの中だから、結構音も消されて、本当に耳を澄まさないと聞こえないのか。
小木博明:本当にそう。さっきまでね、耳をそんなに澄まさなかったの。最悪、それが夜中3時くらいで。
矢作兼:まず、その近所の家、ピンポン鳴らさなくてよかったよね。
小木博明:よかったよ。そこだけ電気ついてんだもん。
矢作兼:最悪だよ。
小木博明:本当に、GPSのあれをどうにかして欲しい。
矢作兼:だから、警察の言ってることが結局、全て正しかったって話でしょ。
小木博明:正しかったのよ。GPS、俺も信じないことになっちゃったから。何なの?GPSは。
矢作兼:iPadを動かすと、50mぐらい全然狂うよ。
小木博明:だから最初、完全に50m狂ってたから。でも、そこから動かないんだもん。GPSの家にあったのが。20分以上。なんとかして欲しいよ、GPS。
矢作兼:いやいや、今の完全にお前がただ悪い話だよ(笑)
小木博明:はっはっはっ(笑)