2019年7月24日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、吉本興業を巡る一連の騒動で「加藤浩次vs岡本社長・大崎会長」といった対立を過剰に煽るワイドショーに苦言を呈していた。
山里亮太:無茶苦茶怖かったのが今日あって。これ見たときに、もう「これは本当は何の事件なのか?」っていうのは、もう関係ねぇ」と。
派閥争いだ、対立だっていうのを、世の中に見せようとしているんじゃないかなっていう恐怖があるの。だって、この怒りの熱量を、ちゃんと大元のところにも本当は、むしろ…大本のそういうところにみんな、「これ、この件でこの熱量で怒るんだったら、大本のことには、どんだけの熱量で怒るの?」って。
「これから、大本のああいうものを根絶するってことに、どんだけ熱を注げるの?」って思っちゃうんだけど。でも、まぁ「芸人擁護か?」ってなっちゃうのも困るけど。
でもね、とにかく「対立」みたいなのを作りたいのか、俺、凄く、見てて辛かったことがあって。でも、それはテレビを作る人間としてはショーアップしなきゃいけない。エンタメだから、ワイドショーって。
しなきゃいけないからだと思うけどさ。パネルがあってさ、真ん中に線が引いてあって。加藤さんとウチの会長、社長の写真があって。で、そこにつぶやいたり、会社に対してなんか言った芸人の顔写真を分けて貼ってくのよ。
「この人はこうやって言ってた、だから加藤派です」って。「この人はまだ何も言ってない、だからこっち派です」って説明をするのよ。そこ、大事かね?そこをさ、テレビが今、時間とってさ、加藤派、そうじゃない派。分けることが色んな事件の解決なんですかね?