2020年6月27日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『久米宏ラジオなんですけど』(毎週土 13:00-14:55)にて、フリーキャスターの久米宏が、『ニュースステーション』メインキャスターは自分の役回りとして合っていなかったと感じていたことを告白していた。
久米宏:言ってみれば、(自分は)チンピラ役なんですよ、ヤクザ映画、時代物でいくとね。
伊集院光:はい。
久米宏:どうもね、その僕…あの影響だと思うんですけど。結局ね、永さんのラジオ番組でもそうなんですけど、萩本さんとか黒柳さんとかとご一緒した時、特に『ぴったしカンカン』ってテレビで、最初はなんとか上手くいった時ね、どうもコント55号と一緒に出ると、僕の役回りがチンピラだったの。
伊集院光:ふふ(笑)なるほど。
久米宏:明らかにチンピラなんですよ、僕が若い子供の頃、慣れ親しんだ。
伊集院光:はい、はい。
久米宏:僕の役回りはチンピラ。ピッとしてないじゃない、真ん中に座ってたけど。
伊集院光:はい。
久米宏:髪の毛伸ばして、長髪でね、チンピラなんです。
伊集院光:あの二人がすげぇ斬り合いしてんのを、ビックリしてみたり、「まぁまぁ」って言いかけて、またやられてみたりとか(笑)
久米宏:うん。それで、黒柳さんと一緒になった時も、僕はどうせチンピラの役どころで。
伊集院光:ふふ(笑)
久米宏:つまり、僕が「わらじの話」で言いたかったのは、チンピラっていうのが僕の役回りで、なんとか生きていたんです、前半は。
伊集院光:はい。
久米宏:僕はチンピラの役回りで、賑やかしっていうんですか。いつでも転げ落ちてもいいっていう、崖から。
伊集院光:うん。
久米宏:ところがやっぱりね、最大のミスっていうか、計算ミスは『ニュースステーション』ですよね。
伊集院光:チンピラどころじゃないですから、ど真ん中ですからね。
久米宏:でも、精神はチンピラで言おうと思ったんですよ。
伊集院光:はっはっはっ(笑)「よう、よう」って言ったりね(笑)
久米宏:チンピラは僕の拠り所ですから。『ニュースステーション』でチンピラ役はマズイんだけど、精神としては、チンピラを全うしようと思ったんです。