2020年6月7日配信開始となったYouTube動画『東野幸治の幻ラジオ』第39回にて、お笑い芸人・東野幸治が、『SPEC』に出演するもその役どころに「どれだけ堤監督が俺に期待してないのか分かるぐらいの役」と思っていたと明かしていた。
東野幸治:バラエティーで、見てるドラマ、好きなドラマ言うと、オファーが来るっていうやり口で、『SPEC』もツイッターでオモロイ、オモロイって言うてたら、多分プロデューサーが「いい宣伝になるなぁ」と思って、オファーくれたんですよ。
で、とにかく台本が届いて、「やる、やる」って言うて。でも俺、『花より男子』の山小屋に相談している二人を救いに行くレンジャー部隊なのか、そういう役で大根を披露したんで、作品に申し訳ないと思って。
「できるだけセリフは要らん役でお願いします」って言うけど、向こうのプロデューサーは気を使って、セリフ色々ある役「どうですか?」って言われたから、「いやいや、もうこんなんじゃなくて、もっとちょい役で、すぐ死ぬ役でいいんです」って言って、そのいただいた役が、神木隆之介君扮する一(にのまえ)十一って名前の男の子を殺しに行くスペックホルダーの役なんですよ。
これ、プロデューサーは「ありがたい、宣伝にもなる」っていう気持ちですけど、多分僕の予想ですけど、現場の堤監督は「世界観を壊されたくない。大根の奴に『SPEC』の世界観を壊されたくない」って、多分イヤだったんでしょうね。
愛情が全く感じられなくて。役名が「東野幸治郎」っていう。何のひねりもない役名で、なおかつ一(にのまえ)っていう神木隆之介くんを殺しに行くスペックホルダーは、物を浮かすとか、凄い怪力とかそういう役じゃなくて、口から「ワーッ!」て言うと、なんかニオイでやられるっていう役なんです。つまり、口が臭い役なんですよね(SPEC 第9話)。
口が臭い役で、役名が東野幸治郎なんです。どれだけ堤監督が俺に期待してないのか分かるぐらいの役でしょ?でも、まぁまぁありがたいし。