岡村隆史、うつ病で約5ヶ月の休養に至るまでの症状・経過まとめ

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矢部も気づいた岡村の異変「貧困妄想」

岡村隆史:(病気になって、その症状の)色んなブームがきたんですよ。

矢部浩之:大谷マネージャーから聞いてましたよ。色んなブームについては。

岡村隆史:一番最初は、金融不安・金融恐慌なんですよ。

矢部浩之:「お金がない」って言い出したんですよね。

岡村隆史:「お金がない」ですよ。館ひろしの「免許がない!」みたいにね。「お金がない」って言い出して。

矢部浩之:その頃は、僕も目の当たりにしてますからね。「お金がない」ブームは。

岡村隆史:めちゃイケの収録があったんですよ。その収録終わりで、相方が挨拶に来たときに、もうその時に相方に言おうと思って。「お金がないねん」って。それで相方が「え?なんすか?」って言って。「お金がないねん。ロケ行かれへん」って言って。

矢部浩之:はっはっはっ(笑)

岡村隆史:めちゃイケの最後のロケですよね。オカレモンで。

矢部浩之:あれ終わりで、病院に行ったんですよ。岡村さんに「大丈夫ですよ。面白かったですよ」って言ったらね、きっちり着替えていて。早いんですよ。キャップかぶって。それで、テーブルに腰掛けてるんですよ。「面白かったですよ」って言ったら、「面白いとか、面白くないとかどうでもエェねんけどな。相方、お金が無い」って言って。

岡村隆史:ふふ(笑)

矢部浩之:「え?…面白いの大事やし。お金ですか?」って言って。「お金あるでしょ。銀行に行ったら」って言ったんですよ。

岡村隆史:「無いねん。無いねん。お金、無いねん」って。

矢部浩之:「お金無いねん」って言って、サイフを見せてくるんですよ。「ほら、こんだけしかない」って言って。まぁまぁ、少ないというか、数万円入ってましたけど。

岡村隆史:外に出てないから、お金も入ってないんですよ。だから、サイフに入っているのが全財産って思ってもうて。「お金無いねん」って。

矢部浩之:次の日、ピンの仕事だったらしく、「大谷さん、俺、どうやってロケに行ったら良い?お金が無いねん。お金がないから行かれへんねん」って。

岡村隆史:その時も、楽屋で「お金無いねん」って言ってたら、相方はまた「帰ります!」って言って。「ちょっと待って。まだ、話途中やんけ」って言うんやけど、帰りよんねん。

矢部浩之:ははは(笑)そりゃあ、行くよ。だって、「お金が無い」しか言わへんねんもん。会話のキャッチボールがでけへんのよ。そりゃあ、帰りますって言いますよ。その瞬間、大谷さんと「岡村さんを休ませよう」って決めたんですよ。

岡村隆史:そう思ったんやね。

ナイナイ・岡村が語る「病気の症状・経過」

「自分がクサイ」と感じる自己臭恐怖症状

矢部浩之:でも、それはそれで面白いのよ。

岡村隆史:(復帰した)今やから、やで。笑えんのは。…「お金無い」ってブームの後は、「俺、クサないか?」ブームが来たのよ。

矢部浩之:ニオイね。

岡村隆史:「俺、クサないか?」って訊くけど、「そんなことないですよ」って言われて。

矢部浩之:それは、急にくるの?

岡村隆史:急にやねん。急にそう思うねん。

矢部浩之:それは、なんやろね。気が細かいところが出てるのかな?

岡村隆史:「全然大丈夫ですよ」って大谷マネージャーは言うけど、俺と全然、目を合わせへんから。ずーっとiPhoneイジってるから。「大丈夫です。大丈夫」って。

矢部浩之:クサくないかブームね(笑)

ナイナイ・岡村が語る「病気の症状・経過」

体力低下を自覚

岡村隆史:体力的にどんどん落ちてくるのが分かるのよ。もう、電話を持つだけでも重いの。

矢部浩之:それはすごいよね。

岡村隆史:「俺、めっちゃ痩せてない?」って言って、服を脱ぐブームもあってん。

矢部浩之:見せたいブーム?

岡村隆史:見せたいブームっていうか、労って(いたわって)くれ、みたいな。相方は相方で「帰ります!」ってすぐに言うし。

矢部浩之:そういうことね。

岡村隆史:大谷に「俺、めっちゃ痩せてない?」って訊くけど、「いやいや、エェ体に見えますけどね。それで鍛えたら良い身体に見えますよ」とかって言って。テキトーなこと言いやがってって思ったけどね。

矢部浩之:ホンマ、そう思うよ。

岡村隆史:だけど、俺からすると「ゲソゲソに痩せてるやん」って思ってるのよ。

ナイナイ・岡村が語る「病気の症状・経過」

矢部、岡村に休養を初めて勧める

岡村隆史:それで最初、メールくれたんですよ。「今日、ちょっと会いたいんですけど」ってメールくれて。わざわざ、来てくれるのも悪いんで、「俺が行こうか?」ってメールしたら、すぐに「僕が行きます」ってきて。「あっ来よる…来てくれるわ。これでまた会える」って思って。そうしたら、第一声「良いとこに住んでますね」って言って。なんやねんって思ったけど。

矢部浩之:よう覚えてるな。

岡村隆史:それで、寿司食ったやん。

矢部浩之:寿司は後です。それは夜中やったから。

岡村隆史:そうそう。それで矢部さんが「少し休んで、体調整えて、復帰したらどうですか?」って話をしたんですよ。それで相談してな。でも、俺はまだまだ話をしたかったんやけど、帰ってしまって。俺が「まだ…」って言ったら、それに被せるように「また!なんかあったら」って言って。冷たいやっちゃなぁって思って。

矢部浩之:よく覚えてますね。

岡村隆史:鮮明に思いだしてきましたよ。

矢部浩之:でも、その時点で、僕と大谷マネージャーの間では、「ちょっと休んでもらおう」っていう話になってたんですよ。それが決まった瞬間だったんです。

岡村隆史:でも、俺は休む気なんかなかったから。

矢部浩之:そう、岡村さんは休む気なかったから、これは俺らがなんとかしなければならないなって思って。このままでは、良い方向には行かないなって思って。

岡村隆史:だから、その頃のお前とか大谷さんとか大嫌いだったんですよ。「こいつら組んでるわ」って思って。こいつら組んでるから、何を言ってもダメだと思って。

矢部浩之:それは、こっちも心傷んでますよ。岡村さんは休むなんてことが無かったから。

岡村隆史:休んだことなんかないよ。

矢部浩之:だからこそ、ここは心を鬼にして、そこは岡村さんを休ませようって思ったんです。大谷マネージャーと二人で、「俺らは心を強くもっておこう」って話をしていたんです。

岡村隆史:これは、「二人が組んでるから何を言ってもダメだ」って俺は思ってたのよ。だから、二回目に相方さんが「また行っても良いですか?」って言ってきたから、「これはおもてなしをしよう」って思ったんですよ。寿司を頼んだんです。

矢部浩之:そうですね。夕方でしたね。

ナイナイ・岡村が語る「矢部が初めて自宅に来た」

矢部、岡村に「休業」を言い渡した瞬間

矢部浩之:ホンマこっちも心を鬼にして。自分から休むって言わへんから。リスナーのみなさん、想像以上にもうクソ真面目な人間なんで、仕事だけは休まない。絶対に仕事はやるって言うから、ここは線を引かなって思って。

岡村隆史:うん。

矢部浩之:心を強くもって、「休まそう」って思って、たぶんフジテレビでそれを発表したんですよ。スタッフとも会って。それで、僕の口からそれを話したんですよ。それで俺が座って、岡村さんは立ってるんですよ。手を後ろに組んで。

岡村隆史:ふふ(笑)

矢部浩之:「座って下さい」って言っても、「アカン。立ってないと」って言うから。それで、「決めました。スタッフとも。言うことを聞いて下さい。周りの意見は、今は正しいです。休みましょう」って、岡村さんの目を見て言ったんです。

岡村隆史:覚えてる、覚えてるよ。

矢部浩之:その時の岡村さんが、今だったら考えられへんよ。僕の腕をガーって掴んで「カンベンしてくれ~相方!」って。縋り付くようにして言ったんですよ。「それだけはカンベンしてくれ~」って。

岡村隆史:はぁ。

矢部浩之:それを、凄い目をして言ってたの。一番言われたくないことやったと思うんですよ。

岡村隆史:休む、ということがね。

矢部浩之:その時、はっきり言ったのはその時が初めてだったんですよ。なんやろな、そのトーンが(笑)

岡村隆史:「カンベンしてくれ~」って?なんで急にキャラが変わるねん。オカシイやん。

矢部浩之:オカシイいんですよ。その時の岡村さんは、MAXでオカシかったから。

岡村隆史:キテたんやろうな。俺は、やっぱり仕事を休むっていうのが一番イヤなのよ。自己管理できてないし、プロとして失格やと思うから。

矢部浩之:一番言われたくなかったことやねん。

岡村隆史:だから「ナンマイダ~」みたいな感じの言い方になったのかな。

矢部浩之:最高よ(笑)「それだけは無理やって。カンベンしてくれ~」って。

岡村隆史:ナンマイダ~って?覚えてないな。だけど、休むのはイヤっていう意思表示は、絶対にしたと思うねん。

矢部浩之:いつも以上に強い目で、言ったと思うんですよね。すみません、喋っている間に、それが面白かったんで、言ってしまいました。

ナイナイ・矢部が語る「相方・岡村に療養を言い渡した瞬間」

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