2019年7月3日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、しずちゃんと一緒に「オールフリーのCM」撮影をしたと明かしていた。
山里亮太:私、生意気にもコマーシャルの撮影につい最近行ってきまして。それは南海キャンディーズで出ていまして。しかも凄いですよ、オールフリー。
そのCMでね、南海キャンディーズで行ってきたんだけどさ。監督さんがいらっしゃるんだけど。でね、なんか凄い監督さんの指示が、難しいのよ、俺が受け取るには。
だからその、「しずちゃん」って俺が呼びかけるセリフとかにも、気持ちを説明されるわけ。もちろん、しずちゃんにも「まずしずちゃんが、『山ちゃんはもう、これからは自分一人の体じゃないんだから』っていう。山ちゃんのことを本当に思ってあげてる、そして今まで色んなことがあったけど、山ちゃんが今、こういう状況になってる、それを喜んでる。とは言え、素直に喜びを出すのは照れくさい関係性っていうのを、表情と声に乗せてもらっていい?」ってしずちゃんに言うわけ。
そしたらさ、あの女もさ、「私、役者やってます感、女優やってました感」で、監督と言ったあと、ちょっと咀嚼して「できました」って感じで「うん」って言ってやるわけさ。
で、やって。僕にもそんな感じの指示がくるわけ。バーターでしか出たことないのに、ドラマに。「山ちゃんは、その思いにははっきりとは気づかないんだけど、今までのことはさておき、本当にしずちゃんが山ちゃんの幸せを願ってくれてる、それに対して、わだかまりが一気に体から消え去った笑顔。でも、照れる。その中での『本当に僕のことを思ってくれてありがとう』っていう気持ちを込めた、『しずちゃん』をちょうだい」って。
俺の中でも悔しいからさ。おしずが指示された後に…俺が気に入らないのは、左斜め上かなんか見て、ちょっと頭の中で演技プランを確認すんのよ。で、手を動かしながら、頭の絵コンテを描いてるみたいな空気を出して、おしずが。「…はい」って言うのね。
で、俺も「う~ん…はい」っつって。で、「いきます、よーい、はい」って。で、しずちゃんがそのセリフを言って、俺も監督の指示通りのやつを言うわけ。
色んなわだかまりが消えて、感謝の気持ちと照れを込めた「しずちゃん」ね。「しずちゃん!」って。で、「カット!…もう少し、照れがあって。かといって素直に言えないっていう、男の変なプライドみたいなのがあるのかな。それ行きましょう」って。
「よ~い、アクション!」で、さっきのシチュエーション入れて言ったのが、「しずちゃん!」「カット…どうだろうなぁ」って。おしずの顔も、「何なの?私の今日の相手。こんなヘナチョコで」みたいな空気で。
たしかに、おしずが言ってる時は、監督も満足げな。で、俺が言うと「う~ん…」みたいな。「ちょっと待ってくださいね」って、監督が一回下がるの。怖いのよ、それ。ナレーション録りしてる時も、大人たちが集まってる瞬間、凄い怖いの。「めっちゃ悪口言ってる」と思って。
「アイツ、どうする?全然使えねぇじゃん」って言ってるのかなって。で、戻ってきて。「もうちょっとシンプルにいきましょうか」って。「心の中で、『しずちゃんありがとう』って感じで、単純に嬉しいなぁって『しずちゃん』をやってもらえますか?」って。俺の練習が始まって。
「そっか…分かりました、ちょっと待ってくださいね」って。で、戻って。今度、また僕のところ来てくれて。最終的に監督が俺に言ってくれたのは、「OKです、山ちゃんは元気よく行きましょう」って(笑)
恥ずかしかったぁ(笑)だからね、元気よくやった(笑)