佐久間宣行P、宮﨑駿・庵野秀明・細田守らのアニメ作品が否が応でも「自分を投影」させたものになっている理由

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2025年7月23日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、宮﨑駿・庵野秀明・細田守らのアニメ作品が否が応でも「自分を投影」させたものになっている理由について語っていた。

佐久間宣行:だって、『鬼滅の刃 無限列車編』で涙してから5年ですよ。で、5年って言ったら、見てた小学生が高校生になって。俺が43~4で娘が中学ぐらいの時に一緒に見てて、もう大学生だから。凄いよなぁ。

だからアニメって本当に作んの時間かかんの。流行りも変わるから難しくて。アニメを ね、「やりませんか?」とか。企画だけ、まだ全然決まってないんだけど。そういう話とかが上がった時に、アニメ会社の人とかと話したりすると、「基本3年はかかる」と。

だから、「もう正直、その頃流行ってるものが何か分かりません」って(笑)とにかく今、流行ってるもの追いかけて作り始めるともう絶対にズレる。

だって、『GQuuuuuuX』は構想から8年とかって書いてあったしね。大体、3年から5年かかるから。だからやっぱ本当、自分が本当に面白いと思うもので作るしかないよね。だからさ、これは細田守監督のインタビューで、細田守監督ってさ、ずっと結局、自分が監督になってから、自分の子供が小さい時は『未来のミライ』の脚本を書いてみたいな。なってんのよ。

それはインタビュー読んだら、「いや、だから結局自分事ですね」とかって言われるんだけど、3年間脚本を書いて、で、結局5年に1作とか、「自分事以外やってらんない」っつって(笑)

だから結局、そうなるのよ。だって、庵野監督だってそうじゃん。結局、自分の部分が投映されてくじゃん。だから、完全に外からのエンタメで作ろうと思うと、3年とか5年向き合って1作って、やっぱ無理なんだよね。だからやっぱ、アニメの大監督の作品ってどんどん、自分が投影されてくんだよ。

だってね、宮﨑駿監督のね、最後の作品だって…最後って言われてる作品だって、結局ほぼ自分のヒストリーみたいなものになってったもんね。

だから、バラエティでめちゃくちゃ「3年後です」とかって言われたら、もうわかんないです、本当に。そしたら結局、自分の一番好きなものやるしかなくなるよね。

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