2025年5月12日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・高田文夫が、『ビバリー昼ズ』本番中に電話がかかってきて同級生から「訂正しろ」と迫られた過去について語っていた。
高田文夫:昔はラジオでさ、「千社札」ってラジオで喋ったら、昔はすぐ電話だろ?
松本明子:はい。
高田文夫:リーンって、リンリン、ガンガン鳴ってさ。
松本明子:ふふ(笑)
高田文夫:そうしたらさ、「千社札がさ…」って言ったら、「高田出して」って。誰だっつったら、文扇堂(笑)
松本明子:ああ(笑)
高田文夫:浅草のチャキチャキの江戸っ子、四代目、扇子屋の若旦那、俺の大学時代の友達で、中村勘三郎の無二の親友でな。
松本明子:はい。
高田文夫:平成中村座作った男だろ。アイツ、うるさいんだよ、江戸っ子だから。
松本明子:ふふ(笑)
高田文夫:「高田、みっともない。ラジオでな、田舎っぺじゃないんだから、千社札言うなよ、東京の人間が。千社札っていうんだよ、江戸っ子は」って。
松本明子:ああ。
高田文夫:「濁ってんじゃないよ。訂正しろ、ラジオで」って、怒られて、本番中に(笑)
松本明子:千社札って思ってました。
高田文夫:そういうありがたい友達がいなくなったなって思ったの、寂しいなって思ってさ。
松本明子:そうか、そうか。千社札って言うんですね。
高田文夫:そう。今で言う名刺だね。昔は彫り物だから、刷って。今はシールだけど、昔はちゃんと彫って。どんだけ自分で、洒落たデザインを考えるか、競い合うわけだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:それでもって、千のお社。千個回ると、自分の大願が成就するのよ。お願いが叶う、それで千社札っていうんだよ。
松本明子:へぇ。
高田文夫:昔は仲間内で旅してさ、いっぱい千社札持って、各地の神社を回って、天井にトンって貼る器具があるんだよ。で、どんだけ高いところに貼ったか競い合うんだよ。
松本明子:ああ、それで。貼ってますよね。

