2024年12月31日放送のテレビ朝日系の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』にて、お笑い芸人・東野幸治が、ダウンタウンと「共演NG」にしていた理由とそれを解禁したきっかけについて語っていた。
東野幸治:めちゃくちゃ仕事断るよ。
井口浩之:それ、若手の時もですか?
東野幸治:そう、そう。ルール自分の中で決めて。ルールの外やったら断るって。
井口浩之:そのルールはどういう基準なんですか?
東野幸治:ダウンタウンさんの『ごっつええ感じ』に出てて。
井口浩之:はい。
東野幸治:凄い天才いてるな、めちゃくちゃおもろいな、こんなん勝たれへんな、当たり前やけどって。で、冠番組って、スターが冠番組を持つ。若手の時に、ダウンタウンさんって天才のスターの下でやってたら、俺には二度と冠番組なんかないやろなって、そっから始まって。
久保田かずのぶ:たしかに、そうなりますよね。
東野幸治:なるでしょ。で、ほんならある時、「ああ、そうか」って思って。「この世の中に、ダウンタウンさんがいない設定にしよう」って思って。
久保田かずのぶ:ああ、消した(笑)
東野幸治:ダウンタウンさんの仕事を断るっていう。
久保田かずのぶ:え?!…凄い話。
井口浩之:今、一番時が止まった(笑)
東野幸治:だから、共演しないってことよ。
井口浩之:え?
東野幸治:だから、一時はずっと共演してなかった時あんねん。
久保田かずのぶ:断ったら、ダウンタウンさんも「東野、お前断ってんのか」って…
東野幸治:でも、吉本通すから、マネージャーにそれ言うたら、向こうに伝わると揉めるから、上手にやろうって作動するんですよ、会社が。だから、多分わかってはらへんと思う。
久保田かずのぶ:へぇ。
井口浩之:で、ある時からまた共演するようになるんですか?
東野幸治:浜田さんの『ごぶごぶ』。一回、『リンカーン』でフレンドリーダウンタウンでアンガールズの回に行ったの。それは、知り合いの制作会社といろいろあって、「じゃあ行きます」って。
井口浩之:はい。
東野幸治:で、休憩中に「なんか、浜田さんが呼んでます」ってマネージャーに言われて。で、行ったら、忘れもせぇへん。真っ暗な中、ベランダでタバコ吸いながら浜田さんが、「お前、何曜日大阪行ってんねん」って。
井口浩之:ああ。
東野幸治:火曜日、『マルコポロリ』やってたから、「火曜日、マルコポロリ行ってます」「おお、そうか。お前、月曜日なにしてんねん」「月曜日、別に…」って。なんか感覚で、これウソついたらアカンなって。
井口浩之:いや、感覚もなにも(笑)
東野幸治:だって、全部わかってる感じで喋ってるから。「火曜日、マルコポロリです」「ああ、せやった、せやった」って、「せやった」っておかしいなって。
井口浩之:はい。
東野幸治:で、「月曜日、お前何してんねん?」「いや、月曜日何もないです」「俺、大阪でロケする番組始めるけど、頼むわ」って言われて。
井口浩之:うん。
東野幸治:「わかりました」って言って、マネージャーのところに行って、「浜田さんからこういう仕事くるけど、絶対断んなよ」って。
井口浩之:ああ。
東野幸治:「引き受けるから。面と向かって言われたから、やるから」って(笑)
久保田かずのぶ:任侠やん、もう。怖っ。
井口浩之:出て欲しかったんでしょ、浜田さんも。
東野幸治:もちろんありがたいのよ。ありがたいねんけど、自分のことを考えると、共演しない方が、自分の小さなお山の大将になれるかもって思ってやってたわけやん。
井口浩之:ああ。
東野幸治:でも、ある日、ベランダに呼ばれて。
久保田かずのぶ:ボスに(笑)
東野幸治:ボスに言われて。赤くなったり、黒くなったりする球の近くから声が聞こえて。「俺、大阪で月曜日ロケするから。お前、頼むわ」って。で、「はい」って言って、去っていってん、俺(笑)
井口浩之:はっはっはっ(笑)まぁまぁ、そうか。
東野幸治:その後、『ワイドナショー』とかの流れになんねんけど。