2019年8月7日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・南海キャンディーズの山里亮太が、映画『ONE PIECE STAMPEDE』の上映会の挨拶で大スベリしてしまったと告白していた。
山里亮太:大阪の映画館で、「世界最速上映会」みたいなのがあってね。で、その前に、挨拶みたいなのがあったんだけど、正直、僕らが来ることって知らされてなかったかなんかなのかな。サプライズ的な感じなんだけど。
でも、ルフィ海賊団(麦わらの一味)の声優さんたちが来ることはみんな知ってるわけ。つまり、あのレジェンド級の声優さんたちに会いたいと思ってる方々がほとんど、っていうか全員なのね。
だけどさ、これ本当にね…プロモーションの方々とかね、一応、ゲストという言葉をね、大事にしてくれてるというか。ゲストだし…っていうか、俺たちの登場が後なのね。
だから感覚的に言うとさ、先にルフィ海賊団の声優さん、レジェンドがバーッて出るわけ。紹介されて、ボルテージMAXよ。そこに、「今回のゲスト声優の…」って出てくるわけ。感覚的に言うとさ、メインディッシュ先に出ちゃってんじゃん。ステーキドーンって後に、「さぁ、おまたせしました」って、小鉢にひじきが出てくるみたいな。そんな状態なわけよ。
それだけでも照れるわけじゃない。でさ、その後よ、一番ヤバイのが。自己紹介、始まるのね。自己紹介の順番も、ルフィ海賊団から始まるわけ。しかも、それぞれ決めゼリフを言って、「モンキー・D・ルフィ役の田中真弓です」みたいなことを言うのよ、全員が一人ずつ。
でさ、しかもそれぞれが気に入ってるセリフとかで言うから、お客さんで泣いてる人とかもいるのよ。でよ、それが一人ずつやってってるわけよ。徐々に近づいてくる恐怖。で、順番がルフィ海賊団がバーッて全員いて、最後、船長。田中真弓さんが言って。
「海賊王に俺はなる」のセリフを言って、会場をブワーッて掴んで。さぁそしてゲスト声優。映画に出てくるわけだから、みんなご存知決めゼリフっていうのもないし、どんな感じか分からない中で、どうしようって思った時に、また順番が不幸なことに、ユースケさん、さっしー、俺だったわけ。
で、ユースケさんっていうのはミスターテキトーだと思ってるから。楽しい大人よ、ふざけまくって。で、ふざけるわけよ。全然、本編に出てこないセリフを勝手に言うわけよ。ただでさえ、レジェンドたちがやってる中で、プレッシャーがある中で、ユースケさんは新しいルールを作っちゃったのよ。
「我々は決めゼリフもないからボケますよ」って。で、そのルールを作って。そして、全くないセリフを言って、俺たちツッコんで。「そんなセリフないじゃないですか」って。で、さっしーはさっしーでワードがあるからそれを言う。まぁ、さっしーはアイドルの子だから。
で、大トリよ。板の上、唯一の芸人。そうよ、ユースケさんって役者さんであり、アーティストさんであり。面白いけど、芸人さんってわけじゃない。で、皆さんは決めゼリフを言ったっていう声優さんとしての本分を果たし、お客さんの心をつかみ。その中でも、お調子者のユースケさんはボケる。
「ここって、ボケる場所だよね」ってルールを提示してしまった。さっしーはアイドルっぽく可愛くやった。そして肩書「芸人」と名乗るお前が何をやるんだって。私もですね、バックバクで。
その時の私が言ったボケをお届けしますね。「えーっ、今回、『天気の子』主演を務めさせていただきました、山里亮太です」…このスベり方が尋常じゃなかった。正直、映画館だったけど、隣の部屋の映画の音が薄っすら聞こえたのよ。それが奇跡的に、『天気の子』だったの(笑)
…凄いスベったもん。いつも優しい声優さんたちが絶句してたもん(笑)優しいさ、真弓さん優しいからさ、「山ちゃん、疲れてんだよね」って言ってたもん(笑)ルフィの声で。「メシ食え」って言ってた。