2025年12月28日にYouTubeで配信開始となったArtistspokenの番組『エバースの野茂ラヂ雄』のダイジェスト版にて、お笑いコンビ・エバースの佐々木隆史が、M-1グランプリ2025決勝の前日までは新ネタと「車のネタ」で挑む予定だったと告白していた。
佐々木隆史:元々はあれだったんすけどね。車のネタを2本目にやるつもりで。
町田和樹:はい。
佐々木隆史:1本目、別のネタ叩いてて。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:準決終わって、決勝までの2週間で町田と話し合って、その町田が「このネタやりたい」みたいな。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:まだ、M-1の予選とかでもやってない、テレビとかでもやってないこのネタをやりたい、みたいな。決勝の1発目で、「こんなネタあったんだ」みたいな感じにしたいって、町田が言ってきたんで。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:で、僕が「じゃあ、このネタ叩くか」っていう感じで2週間叩いたんすよ。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:で、2週間叩いて、でも言っても別に決勝でやってもいいぐらいのレベルには僕はなったと思うんすけど。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:100点ではないなっていう感覚、そのネタの。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:なんか町田にその前日ぐらいに、「え?あのネタやる~?」みたいな(笑)その感じ言われて。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:「え?」みたいな。「あのネタ…お前的に何%ぐらい?90%ぐらいか?あのネタやるのは」って言われて。「どういう意味?あんま、その何のネタやるで、そのパーセンテージで表さないけどな」と思って(笑)別に、やるってなったら100%じゃん。
町田和樹:ふふ(笑)
佐々木隆史:「あんまパーセンテージでやんなくない?」って。あんま聞いたことなくて、「お前的には、もう90%ぐらい?」みたいな。
町田和樹:ふふ(笑)
佐々木隆史:別にやる時はやるし、やんないはやんないだから。「0か100だろ」とか思いながら。「え?なんで」みたいな。いや、ちょっとなんか町田的には体に染みついてないから、その緊張感のあるM-1の決勝の舞台、全国放送でやって、ミスするのがやっぱ怖い、と。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:で、それの言い分は俺、めっちゃ分かりますよ。言ってもやっぱ町田が、結構ノッてなきゃね、「あれ?なんかツッコミが緊張してるぞ」とかになっちゃったら、もうウケないじゃないですか。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:だから、その言い分は分かって。で、「町田はじゃあ、何%なん?」みたいなのを聞いたら、「うん…70」って(笑)どういう意味?「それ、70だったらどうなんの?」みたいな(笑)
町田和樹:ふふ(笑)
佐々木隆史:「何かのネタをやるわけじゃん、70って何なん?」みたいな。
町田和樹:70%ぐらいこっちかなぁ、ぐらいの感じ。
佐々木隆史:「70だった場合、どうなっちゃうん?」っていう(笑)
町田和樹:いや、俺の気持ち。気持ちをパーセンテージでなんか伝えたくて。やりたい、やりたくないとかじゃなくてな。
佐々木隆史:2週間前に、俺がその町田的には自分が決勝の1本目、このネタをやりたいってもう言っちゃって、この2週間そのネタしか叩いてない。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:で、言ってみれば、もうそのネタ1本目、2本目あの車のネタをやるつもりだったから、腹話術、全く叩いてなかったんですよ。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:で、それで1日前、前日だから町田的には自分がこのネタやりたいって言ったのに、最終的になんか70%って言ってる、その薄ろめたさとかもあったんでしょうね。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:だから多分、本当は70%もないんですよ、本当は(笑)本当は何%だったの?
町田和樹:ゼロ。
佐々木隆史:はっはっはっ(笑)
町田和樹:絶対、車の方がいいと思った。
佐々木隆史:はっはっはっ(笑)
町田和樹:絶対、いけると思って、その方が。馴染みとかも含めて。それこそ1年かけてやって馴染んでるけど、2週間でもう本当…ギリのギリまでな、めっちゃ変えて、流れも変えて。ぐっちゃぐちゃに、1回もうフリーでバーって長くしたりとか。
佐々木隆史:うん、そうね。1回なんか、10分ぐらいでやったりしたよな。
町田和樹:もう何にも気にしなくていいから。
佐々木隆史:何にも気にせず、詰め込みまくって、くだりとか。1回10分でやるみたいな。
町田和樹:その場で思いついたの。
佐々木隆史:10分でやったらめちゃくちゃウケて(笑)
町田和樹:そうなんだよ。
佐々木隆史:それまた4分にして、みたいな。とりあえずはいい感じになったはなったけどっていう感じだよな。
町田和樹:うん、そうね。
佐々木隆史:で、町田がその「70」って言ったんで、「そんなやりたくないんだな」って思ったんで、「じゃあ1本目、車にしよう」って僕が言って。
町田和樹:はい。
佐々木隆史:「ってなってきたら、じゃあ2本目何する?」って。で、準決でやった腹話術やるかってなって。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:そこまで言い切ったんで、順番とかも「なんで3番目じゃなかったん?」とか言われましたけど、でも町田がもう2番がいいって言ったんで。
町田和樹:うん。
佐々木隆史:だって、町田がやりたいネタで、やりたい出順でやるのが一番いいと思ったんで。僕も、「あ、じゃあ2番にしよう」って言って、2番でやった結果、町田がやりたいネタで、やりたい出順で出て。そしたら町田的に思ったより、そんなウケなくて、で、テンパって噛んだっていうだけの話なんですよ(笑)
町田和樹:本当、そのまま。
佐々木隆史:そのままだよな。ただテンパっちゃっただけだもんな。



