2020年1月1日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『山里亮太の不毛な議論』(毎週水 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・オードリーの若林正恭が、春日にアドリブで無茶振りを行っていく漫才のスタイルは、コント55号を参考にしていると告白していた。
若林正恭:しずちゃんもアドリブを言うようになったから、余計楽しいんじゃない?
山里亮太:それはね、ありがたい、楽しい。
若林正恭:うん。
山里亮太:結構、それは。
若林正恭:昔、アドリブ許さなかったのは山ちゃんなんだけどね。
山里亮太:そうね。
若林正恭:そういう体制でやってたから。
山里亮太:そうね、てにをは間違うだけで、怒鳴り散らすからね、俺は。
若林正恭:ふふ(笑)いや、自分から言ってくるんだね、それね。
山里亮太:これに関しては、もう否定はしない。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
山里亮太:「それはがんじ絡め、アドリブも言わなくなるよ」っていう。今思えばね。今、あんだけ楽しそうに漫才やってる相方を見ると。
若林正恭:うん、本当だよなぁ。
山里亮太:春日は大丈夫?
若林正恭:春日は…だからね、アドリブ入れざるを得ないシステムにしてんのよ。
山里亮太:ああ。
若林正恭:うん。
山里亮太:もうコント55号じゃん、やり方もう。
若林正恭:それが、コント55号ばっかり見てたのよ、ネットで。
山里亮太:ああ、そう。
若林正恭:30~40本見たと思うよ。もう「自分たちが楽しくないとヤダな」と思って。
山里亮太:うん。
若林正恭:それで、多分ほとんど見たと思う。
山里亮太:すげぇなぁ、ムッキムキの二郎さんじゃん、あれ(笑)
若林正恭:いや、っていうかさ、萩本欽一さんってさ、クレイジーだね。
山里亮太:らしいね。ネタなんかはそうでしょ、だって。見てて気づくの?クレイジーさに。
若林正恭:ドSもドSで。
山里亮太:そうでしょ、だって。
若林正恭:ぶっ飛んでるよ、あれで舞台に上がって。あれはちょっとぶっ飛んでるよ、あの人。
山里亮太:二郎さんに無茶なことバンバン、バンバン振ってって。でも、二郎さんはそれに応えていくわけでしょ?
若林正恭:そうじゃん。だからイメージさ、お茶の間笑いのイメージで、俺たちの世代って見ちゃうじゃん。
山里亮太:うん、そうね。
若林正恭:欽ちゃんの平和の笑いを、たけしさんとかを、ひょうきん族が。
山里亮太:うん。
若林正恭:いや、イカレてるよ、欽ちゃん。
山里亮太:めっちゃくちゃ尖ってるの?
若林正恭:尖ってる。あんな変化球のシステムないと思うよ。
山里亮太:へぇ。
若林正恭:それがスタンダードだったって、変な時代だと思うし。
山里亮太:ああ。
若林正恭:二郎さんたまんないよ、あんなの。何年もできないよ。
山里亮太:ずーっと無茶なことされて、急に目の前で。
若林正恭:意地悪な振りするの、それで。多分、思いついてんだと思う、その場で欽ちゃんさんは。
山里亮太:へぇ…お前もやってたけどな。
若林正恭:はっはっはっ(笑)でも、だからできたのも、『たりないふたり』も。
山里亮太:ああ、それで下地があったんだ。脳内に浮かんだ、「コイツって、こうやって困ったら面白いだろうな」っていう、ゾクゾクをそのまま出しちゃうってこと?
若林正恭:そう。だから、安島さんがまず俺に先に確認したんだと思うんだよね、「これって、9ヶ月会ってないっていうのもありますけど。一切会わずに当日って、イケますかね?」って。
山里亮太:うん。