2025年5月25日放送のテレビ朝日系の番組『見取り図じゃん』にて、お笑い芸人・東野幸治が、尖った芸人が番組スタッフの言いなりになる「お笑いタレント」になるまでの過程について語っていた。
盛山晋太郎:「尻軽になるな」って。でも、打席立たせてもらわないと、そういう番組出させてもらわないと、チャンスは来ないじゃないですか。
東野幸治:もちろん、もちろん。
盛山晋太郎:「何も出ません」ってスタンスやったら、何もオファー来ないじゃないですか。
東野幸治:おっしゃる通りなんです。
盛山晋太郎:ふふ(笑)いい質問ですか?
東野幸治:いい質問(笑)
盛山晋太郎:あ、本当ですか?
リリー:それはどうしたらいいんですか?
東野幸治:結局、色んなタイプのスターを目指してね、無愛想な芸人がバーッと駆け上がっていく途中で、挫折して。軌道修正して。気付いたら、ニコニコ穏やかなお笑いタレントにみんななってんのよ。
盛山晋太郎:ああ。
東野幸治:みんな挫折して。「尻軽になるな」っていうのは、色んな番組に出て、知らん間にスタッフの求めれることをやっちゃってるのよ。
盛山晋太郎:はい。
東野幸治:「見取り図の面白さ」みたいなものを、肩みたいなマンキンでやったら、「この見取り図が見たかった」みたいになるわけよ。
盛山晋太郎:ああ。
東野幸治:でも、肩が『1泊家族』の癖になってるから。キツめなことを言わなくなったりとか、段々、言葉がどんどん、どんどん、丸くなって。
盛山晋太郎:はい。
東野幸治:なんか見取り図らしさの切れ味がなくなっていくのよ。
盛山晋太郎:角がとれていくんですか。
東野幸治:で、最終的には何も切れないスプーンが出来上がってしまう。
リリー:ふふ(笑)ナイフでもない(笑)
東野幸治:っていう感じになっちゃうから、気付いたら都合の良いタレントみたいな。

