2025年1月20日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、デイヴィッド・リンチの映画と甲本ヒロトの音楽性に共通する点について語っていた。
伊集院光:同じ価値観じゃなくていい、みたいな。なんかちょっとこう似てるものがいっぱいあって。僕はこの夢の話をみんなからもらうのが好きだったりとか、空脳の話をみんなからもらうのが好きだったりとか。
もっと言うと、今のクロマニヨンズの歌詞とかも大好きなんだよね。クロマニヨンズの歌詞って、もう本人が言う、「意味とかをそんな考えてない」と。意味とか考えてないし、もっと…誤解を受けてもよくて言うんなら、「歌詞って言い訳だから」みたいな。
「もう言い訳みたいなもんで、格好良い演奏がとにかくしたい。で、人から見て格好良いっていうか、自分で楽しい演奏がめちゃめちゃしたい」っていう。
で、「その時に、なんとなくその添えられている歌詞とかも、それを自分は手伝ってると思ってる」っていう感じで。なんかこう「友達と電話をしながら、メモ帳に退屈で字を書いてるうちに、友達の話もそぞろで、『…カエルだ』っていう感じ」とか(笑)
「でも、角を描き足しちゃったら、『うわ、これはもうカエルじゃない』」みたいなことでいいんだ、と。甲本ヒロトのその今の…今のっつっても、1年ぐらい前の音楽性みたいのが。
それにも似てるかな。もう多分、デイヴィッド・リンチは作ってて面白い楽しいんだと思う。作ってて楽しくて、その楽しさの方向が似てるから、俺も「うわ、こいつどうかしてる」と。
俺の解釈はこれで、ある程度すっきり行けるっていう。「じゃあ、そこは?」なんて言われたら、もう全然わかんない(笑)それはデイヴィッド・リンチにしか分かんない。いや、デイヴィッド・リンチもわかんねぇみたいだから、みたいな感じで凄い見ちゃって。