2024年12月24日放送のCBCラジオの番組『むかいの喋り方』(毎週火曜 22:00-0:00)にて、お笑いトリオ・パンサーの向井慧が、『有吉の壁』収録で有吉弘行の「まるで徳の高いお坊さんの言葉」が心に沁みたと告白していた。
向井慧:木曜日は『有吉の壁』がね、年内最後の収録があって。で、それが朝6時入りで。「一般人の壁」っていうのを、新宿の歌舞伎町でやったんですけど。
その日がまぁ、雪降りましてね。東京は朝から。まぁ寒かったんですよ。でも、とりあえずもちろんみんな一生懸命やるんですけど。でも、やっぱさすが有吉さんというかね。
色々、みんなそれぞれの場所でボケて、コントやってみたいな感じなんですけど。僕らがやった次の場所で、トム・ブラウンさんがネタやってたんですね。で、トム・ブラウンさんのネタ、僕らは映らないところでちょっとこう音聞いてたんですけど。
本当、トム・ブラウンワールドで面白かったんですよ、凄くね。でも、ウケが弱くて有吉さんのブーっていう判定がね、バツだったんですけど。で、その時にトム・ブラウンさんに「今週、M-1でしょ?」と。だからその週の日曜日がM-1グランプリだったんで。
そしたら、「気ぃ抜いてんじゃないの?」こっちみたいな。それはボケですけどね。「いや、M-1も1つの仕事、『有吉の壁』も1つの仕事」って言って去っていったんですよ。
これはね、本当に徳の高いお坊さんの言葉ですよ。もちろん、なんか仕事の大小みたいなもんって、勝手につけちゃいますけど。いや、数え方として1つ、どちらも1つのお仕事って言って去っていかれたんですね。
いや、非常に徳の高いお坊さんの言葉だと思って、僕は胸に1回ね、ちゃんと留めて。で、何個か後にまた僕と尾形さんでやるネタがあって。で、それがちょっといつも尾形さんと一緒にやる時って、結構尾形さんが体張ったりするネタが多いんですけど。
その時はまぁ体張るっていうよりは、ちょっとこう言葉とか設定で笑わすようなネタだったんですね。そしたら有吉さんが、当たり前のごとくブー、と(笑)「いや、そんなの求めてないです」と。この感じには。
で、「そっすよねぇ」みたいな。「体を張りなさい、体を」と。で、有吉さんがまた去り際に、「結局、初心に戻りなさいよ」と。「体を張って色々盛り上げてきたでしょ、あなた」という。
「あなたたちはね、1年に20回は初心に帰りなさい」っつって去っていったんですよ。もう本当に徳の高いお坊さんのお言葉。素晴らしいお言葉をね、木曜日にこういただきまして。