伊集院光、『ドラクエ3リメイク(3HD-2D)』に対する「あれじゃない」感は祖父の理不尽すぎる要求に似ていると語る

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2024年11月25日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、『ドラクエ3リメイク(3HD-2D)』に対する「あれじゃない」感は祖父の理不尽すぎる要求に似ていると語っていた。

伊集院光:ウチのじいちゃんがさ、まだ生きてる頃だから俺が小学校入る直前ぐらいだと思うんだけど。ウチのお袋に、「すいとんが食べてぇ」って言い出して。で、お袋は料理好きな人だったし、じいちゃん、ばあちゃん、親父、あと俺含めきょうだい4人で大所帯だから。

すいとんをいっぱい作って。で、今で言うと具だくさんの。どっちかって言うと、山梨のほうとうに近いような、かなり子供的には美味しいと感じる、お肉もいっぱい入って。それこそ野菜もいっぱい入って。

で、水団って多分、あれうどん粉、小麦粉をさ、強力粉を練って揉んで、で、ビタンって伸ばしたようなやつで。それを麺の代わりに食べるっていう感じなの、それ作ってさ。俺は結構、美味しい、凄い美味しくて。「あ、また作って欲しいな」と思ったんだけど。

じいさんが突然キレて。「こんなんじゃねぇよ!」って。俺の言ってるすいとんは、こういうんじゃねぇんだっつって。で、ばあちゃんも生きてるからさ。一旦、隙見てキノコをぶつけようとしてたんだけど(笑)…荒川区の奇祭?(笑)

ばあちゃん、「まぁまぁ…アンタどういうのがいいんだよ」って言ったら、じいさんは戦後すぐぐらいにすいとんを食べたから「こんな美味いもんじゃねぇんだ」っつって。「こんな美味いすいとんなんかすいとんじゃねぇ」っつって。「もっとまずいのを作んなきゃ美味くねぇ」っていい出したのね(笑)

もう、子供心に意味とか全然分かんないの。「ちげぇんだよ。こんな具がいっぱい入ったりとかしてるようなもんじゃない」って。悪い小麦粉を練って、出汁とかもほとんどないから、塩水にちょっと醤油入ったようなやつで煮ただけのすいとんが、俺のすいとんだっつって。

「こんな美味いものは、まずい」って言い出すわけ(笑)そしたらばあさんがさ、横からさ、よしゃいいのにさ、訳わかんない。言ってること訳わかんないんだけど、子供からしたら、ましてや俺、まだ5~6歳だから。

そしたら、ばあさんが「じゃあどうすりゃいいんだ?」って言ったら、具を取ったりとかいろんなことやって、もっとまずいすいとんを作れっつって。で、「じゃあ次作る時、そういう風に作るから」って、ウチのお袋もちょっとふて腐れながら言ってると、「でもあの頃のすいとんはあれよね」なんつって、ばあさんが。「お肉なんか一かけらも入ってなかったわよね」って言ったら、じいさんが「それは入れろ」っていうのね。

「もう戦争が終わってんだから」っつって。で、「世の中に物あんだから、それは入れろ」って。「今、あのすいとん食えるかよ」みたいな話になるわけ。「あの時は仕方なく食ってた。戦後何年も経ってみんないろんなもん食べてる時に、肉がないはありえないだろ」っつって。

「じゃあ、これでいいんじゃねぇの?」「いや、これはダメなんだよ」って。「これは俺の魂みたいなものが揺さぶられないから」みたいなことを言ってる。まぁ、すぐ死にましたけど(笑)

その後、まぁすぐ死んで、良かったっちゃ良かったんですけどね。しかも、元日に死にましたけどね(笑)それで、なんでこんな話をしてるかって言うと、もうお気づきだと思うんですけど、僕が今話をしてるのは、すいとんの話でも、じいさんの話でもないんですよ。ドラクエ3の話です(笑)

リメイクのドラクエ3って、そういうことだと思う、俺。リメイクのドラクエ3ね、いろんな意見はあっていいんですよ。「あれじゃない」と、俺は思う(笑)

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