2024年9月14日放送のテレビ東京の番組『伊集院光と佐久間宣行の勝手にテレ東批評』にて、テレビプロデューサー・佐久間宣行が、テレビ東京で採用面接の面接官をやって分かった応募者のとるべき戦略について語っていた。
池谷実悠:採用面接で上手くいくためのアドバイス…ウソをつかない。
伊集院光:うん。
佐久間宣行:その方が上手くいく?大きく見せるもんじゃない、と。
池谷実悠:ダメです。大きく見せるとやっぱり掘られて、佐久間さんみたいな、人の裏側を見たがる人は、ゴリゴリ掘ってきてバレるのはあるんで。
佐久間宣行:うん。
池谷実悠:ウソはつかない。これだけです、私が徹底してたのは。
伊集院光:佐久間さんはテレ東の試験を受けてるわけでしょ?
佐久間宣行:はい。
伊集院光:俺は堅いの一個も受けたことないから、何を聞かれたりするの?
佐久間宣行:10分しかないんですよ。
伊集院光:あ、そんな短いんだ。
佐久間宣行:最初の一次面接って。で、しかも僕は受けるのもやったし、面接官もやったじゃないですか。面接官も、結構正直、ガチャなんですよ。たくさん来るから。
伊集院光:はい、はい。
佐久間宣行:だからもう、運だと思ってまず気楽にやるっていうのが一個と、これ具体的に一個だけ、できるアドバイスとすれば、一次面接は現場の人が来るんですよ、ほぼ。
伊集院光:はい。
佐久間宣行:だから、「一次面接で会社をこうしたい」って夢を語ってもしょうがない。
伊集院光:ああ。
佐久間宣行:それは突破した役員面接とかで語ればいいことで、一次面接は現場の人が来るから、現場で戦えるって思わせたほうがいいっていう。
池谷実悠:わぁ、戦略。
伊集院光:凄い。そうだよね、言われてみればね。そんなことを言われたって。だって、現場の人からしてみたら、「そんなのできるわけないよ」って。
佐久間宣行:思っちゃうから。理念があるのは大事ですけど、それは徐々に解放していけばいいっていう。
池谷実悠:凄い考えてますね(笑)
佐久間宣行:これ、面接官もやったから分かったのよ。「テレビ東京って、こうあるべきなんですよ!」っていうのを、徹夜しながら編集してるときに語られても、そいつと働きたいと思うかどうか(笑)
伊集院光:ああ。それ本当にそうだよね。オーディションを審査する側をやって初めて、「ああいうの違った」みたいな。
佐久間宣行:そう、そう。
伊集院光:凄い用意してくる、みたいな。特に向こうがこれを言ったら驚くでしょ。驚いたらこうしよう、みたいなプランの人いるじゃん。あれキツイよね。
佐久間宣行:そうですね。こっちも反応を決めこんでこられる人。
伊集院光:そう、そう。「なんだよ、ウソかよ」って予定でやっちゃってるから。それで反応が違って、しどろもどろになっちゃうから。多少、冒険するのは自己責任でいいけど、相手のリアクションを決め込んで二の矢を決めとくのはヤバイ気がしますね。