2019年7月22日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『伊集院光 深夜の馬鹿力』(毎週月 25:00-27:00)にて、お笑い芸人・伊集院光が、大船渡高校・佐々木朗希投手のピッチングをメジャーリーグのスカウトが見にきていて「ワーオッ!」と声を上げていたと明かしていた。
伊集院光:大船渡高校の佐々木君っていう、160何 km/h、練習試合で163 km/hかな。高校生だよ。
で、一躍スターダムにのし上がった選手なんだけど。まぁ、それが盛岡第四高校っていう、わりと強い、別に甲子園出てもおかしくないし、毎年かなり上の方にまで行く強豪校と、準強豪校ぐらいと当たるっていう。
ずっと東京は太陽が出てなくてさ。太陽出た日にちょうど、独居房みてぇなスタジオにずーっと入れられてたから(笑)あと、みんなはそれより前の太陽を経験してるかもしれないけど。今、どれぐらいずっと太陽出てない?一日出たけど、ずっと出てなくて。
あの前まで、鉄仮面つけられて育てられてたから(笑)もう太陽見たことないから、一回、太陽を見てぇっていう感じで。
晴れそうな方に旅行に行きたいと思ってたの。それも合致したから、岩手に行きました。岩手に始発の新幹線に乗って行ったんだけど、まぁこの佐々木っていうピッチャーが凄くて。
よく、「高校生の中にプロが一人いる」みたいな言い方すんじゃん。もう、高校生の中にメジャーリーガーが一人いる」みたいな感じ。野球詳しくない人にたとえるならば、男子中学生の中に、一人Jカップがいる、みたいな…なにそれ?(笑)高校野球を冒涜するんじゃねぇ(笑)
こうやってさ、勝手に言った妄言のさ、しかも笑い的にかすりもしなかったシモ系のネタをさ、自分のせいにされる職業なんだって思っても、構成作家になりたいのかな(笑)
…高校野球、その佐々木っていうピッチャー、大船渡高校の佐々木君っていうピッチャーね。その球場は、たまたま岩手県営球場と言って、大谷投手が高校生の時に160 km/hを記録した、まさにその球場なの。
「160 km/hって、本当に出てんの?」みたいな。スピードガンって結構癖があるから、どうなんってなったら、相手校のピッチャーの見た感じ、もっと出てそうなストレートが135 km/h行ったか行かないか。結構なスピードのストレートで135 km/h行ったか行かないかだし。
もう一試合やった、第一試合のピッチャーも130 km/h出るか出ないかだから、自分の経験から言うと、完全にこのスピードガンは合ってるなっていう感じのスピードガンなんだけど。
高校生の今、ベスト16から8に行くという試合で。高校生が135 km/h出るってことは、結構なことなんですよ、実際は。にも関わらず佐々木君、力抜いて投げて148 km/hなの。ちょっと力入れると、154 km/h。なんじゃお前っていう。
この監督の方針で、この163 km/h出してから、この佐々木君ってピッチャーは、将来日本の球界を背負って立つピッチャーだと。で、しかももっと言うと、今、高校生が高校生のうちにたくさんボールを投げすぎて、投手生命をなくしてしまう問題がずっと起きてて。いろいろ議論されている中、この佐々木君を大事に育てたいって。
ここまでのその予選とかの中、なるべく肩に負担をかけないようなピッチングをしてくれって。これ、賛否両論あるんだけど、延々とさせてきた。
俺、多分今まで見た高校生の中で、こんなピッチャー見たことないよっていう。ワンギア上がった154 km/h投げるぐらいのピッチングで、到底この相手のチームが点を取れそうにもないっていう。
中盤で、その大船渡高校が2点先制するの。で、2対0になった時点でほぼほぼ来てる人全員、「あ、もうこれで勝ったな」みたいな試合。で、8回の裏に、ついにフルMAXのピッチングをするんだよ。最後に、中心打者に回るとこだったと思う。
で、フルMAXで投げた途端に、160 km/h出るの。俺、観に行った席の真後ろがメジャーリーグのスカウトなの、外国人。「ワーオッ!」って言ってた。「ワーオッ!」って出ちゃうぐらい、お客さんとかもみんな「出た!」っていう。