2020年7月28日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・麒麟の川島明が、『アメトーーク』に呼ばれるようになったきっかけは、相方・田村裕の『ホームレス中学生』バブル時に出場したR-1ぐらんぷり決勝進出だったと告白していた。
若林正恭:こういう質問ってアレなんですけど、川島さんって、難しそうな単発番組っていうか、なんて言うんだろう…(笑)単発大喜利番組、だけどシステム定まってないっていうので、川島さんだけ、絶対長打打ってるじゃないですか(笑)
川島明:はっはっはっ(笑)いや、そんなことない(笑)
若林正恭:みんな難しそうだなって。それがずーっとで。
川島明:いやいや。
若林正恭:『アメトーーク』とかでも、ネタも間違いなく、大喜利もじゃないですか。
春日俊彰:そうね。
若林正恭:気持ち的に、今はMCのイメージありますけど。
川島明:いやいや、そんなことない、まだまだ。
若林正恭:何年か前、5~10年前あたりって、そういうのなかったんですか?「川島のこともみんな言ってくれよ」って。
川島明:だから、相方のが一番デカイですね。2008年に「先生」って呼ばれる存在になって、全部のテレビに田村が呼ばれて、僕、付き添いで行って。ホンマ僕、ピンマイクつかなかったりするし。
若林正恭:え?あの時期に?
川島明:ホンマに。田村がめちゃくちゃいい話して、オモロイ話して、最後、感動の話も全部やっちゃうんで。で、「川島、何しに来たん?」って役だけで。
春日俊彰:ああ。
若林正恭:それ、「川島、何しに来たん?」みたいな振りに、「おい!」って言うタイプでもないじゃないですか。
川島明:でもやってたね。
若林正恭:あ、そうですか。そこはやるしかないですもんね。
川島明:「ちょっと待ってくださいよ」って目が笑えなかったけどね。
若林正恭:はっはっはっ(笑)
川島明:目がギンギンやから。
若林正恭:はっはっはっ(笑)それは大変ですね。
川島明:大変よ。
若林正恭:それって、仕事の中で一番疲れますよね。
川島明:だから、ずーっとなんか球持ってんだけど振られないっていう。
若林正恭:ああ。出す感じじゃないっていう。
川島明:エエの持ってますよ、だけども付き添いってキャラでイジられるから。
若林正恭:クーッ。
川島明:で、相方だけ呼ばれて、「どうしよっかな」って感じやって。ほんでもう、吉本に「コンビ別々の仕事にしてくれ」と。
若林正恭:はい、はい。
川島明:「川島一人で呼べる仕事、もらえないですか?」って言ったらね、田町ハイレーンでファンと一緒にボーリングするっていうライブで。
若林正恭:いやぁマジっすか。
川島明:これがキツかった。
若林正恭:ふてくされとかなかったですか?
川島明:当時はちょっとあって。「相方ばっか呼ばれて、俺が…」っていうのは正直苦しかったし、相方とも仲が凄く悪くなって。で、どうしようかなってなって、ピンネタライブをやりだして。
若林正恭:へぇ。
川島明:ピンネタで、今まで麒麟でできなかったことやって、一本エエなって、ポップなやつができたから、R-1ぐらんぷり行かせてもらったら、決勝行って、そこからですね、ちょっとずつ『アメトーーク』さんが呼んでくれたのは。
若林正恭:ああ。コンビがピンネタライブをやる時って、絶対物語があるんですよね。
川島明:そう、そう。
若林正恭:だから、俺、色々見てて、「何かがあるぞ」って思いますもん。ピンネタライブやるのに、何もストーリーなかった奴、はんにゃの川島だけだから。
川島明:はっはっはっ(笑)本当に楽しい男(笑)
若林正恭:はっはっはっ(笑)
川島明:お笑いがしたいっていう(笑)