2025年9月17日放送のテレビ東京系列の番組『あちこちオードリー』にて、お笑いコンビ・アンタッチャブルの山崎弘也が、M-1グランプリ2004で優勝する前年に実は芸人として「大満足」な状態を迎えていた理由について語っていた。
若林正恭:M-1って、2人ってなんかあんまりこう戦略とか喋んなそうっすよね。ちょっと失礼な言い方ですけど。
柴田英嗣:勝ちたかったけどね、俺はね。でも、無理という現実の方がなんか強かった。
若林正恭:ああ。
柴田英嗣:「俺たちが取れるわけがないじゃん」っていうことの方が強かったね。
若林正恭:ああ、関東だし。
山崎弘也:そう、そう。
若林正恭:なんとなく優勝できないっぽい時代ありましたよね、関東の事務所の漫才師が。
柴田英嗣:いや、絶対に無理だった。
若林正恭:舞台数とかも比べれば。
山崎弘也:うん。まぁ、とにかく今はもう本当にね、凄い大会になったけど。我々が出てる時って、第3回とか、第4回ぐらいの感じだから。
若林正恭:ああ。
山崎弘也:何かこう売れるための足掛かり、みたいな感覚が多いわけよ。
若林正恭:なるほど。知ってもらう。
山崎弘也:タイトルをとるっていうよりは、「M-1に出たことにより、ご飯を食べたい」とか。
若林正恭:うん。
山崎弘也:お金を稼ぎたいって言ったら…もちろんM-1の人にはね、申し訳ないですけど。でも、通過点みたいな感覚が多いよね、やっぱ。
若林正恭:本当に、1000万の半分半分の本当に500万が要るんだっていうね。
山崎弘也:そう、そう。
若林正恭:借金返すには。
山崎弘也:欲しい。もうとにかく借金まみれから脱したい、と。
若林正恭:『イカゲーム』だ(笑)
山崎弘也:そう、いや本当『イカゲーム』みたいなもんよ。
若林正恭:番号ついてるし(笑)
山崎弘也:それで2003年に、敗者復活で出させていただいて。
若林正恭:そうですよね。
山崎弘也:そっから、めちゃめちゃ仕事できるようになるわけよ。
若林正恭:ああ、増えて。
山崎弘也:そう。
柴田英嗣:優勝はできなかったけどね。
山崎弘也:で、借金返せて。
若林正恭:ああ、やっぱそこなんすね。借金を返せるっていう。
山崎弘也:そう。大満足だったの、大満足。
若林正恭:なるほど、そこで借金返せた。
山崎弘也:そう。2004で優勝したい前に、大満足だったの。
春日俊彰:はっはっはっ(笑)
柴田英嗣:優勝の前に、もうゴールを迎えてたから(笑)
山崎弘也:はっはっはっ(笑)
若林正恭:わかるなぁ。
山崎弘也:「こんなにテレビの仕事できんだ」みたいな。

