2025年6月15日配信開始のYouTube動画『焚き火で語る。』にて、お笑いコンビ・マヂカルラブリーの野田クリスタルが、「賞レース」過多の時代にも関わらず「もっと増えると思う」理由について語っていた。
野田クリスタル:NSCには当時、年齢制限があって。
友田オレ:はい。
野田クリスタル:NSC、無理だったのかな。
友田オレ:え?
野田クリスタル:たしか。で、一応、親は「さすがに高校は行った方がいいだろ」っていうことになって、一応高校は行ったんだよね。
友田オレ:うん。
野田クリスタル:でも、もう俺はもうお笑いやるムードになってたから。
友田オレ:うん。
野田クリスタル:芸人、早くなりたいっていう状態で高校入って。
友田オレ:ああ。
野田クリスタル:そのタイミングで『学校へ行こう』って番組が当時あって。その時に「学生お笑いインターハイ」ってのがあって。
友田オレ:はい。
野田クリスタル:優勝できて。そのままインディーズの世界へゴーかな。
友田オレ:うん。
野田クリスタル:最初は俺、ピン芸人から始まってるのね。
友田オレ:はい。
野田クリスタル:そこから1年後にコンビ組んで。組んだタイミングで吉本オーディションで入って。
友田オレ:ああ。そっか、オーディションがまだある時代。
野田クリスタル:そう、そう。でも、もうその辺りから賞レースは始まり出したからね。
友田オレ:はい、はい。
野田クリスタル:ちょうど賞レースが始まったあたりぐらいに俺ら、お笑い始めてるから。
友田オレ:うん。
野田クリスタル:賞レースの呪いが始まったよ、そこから。
友田オレ:始めた頃には、もうそれが。
野田クリスタル:あったね。
友田オレ:ああ。
野田クリスタル:逆にもう、賞レースで優勝する以外に売れる道、なかなか思いつかないよね。
友田オレ:うん。今、ちょっと賞レースめちゃくちゃ増えてますもんね。
野田クリスタル:増えすぎじゃない?
友田オレ:増えすぎ。
野田クリスタル:もっと増えると思うし。
友田オレ:マジですか。
野田クリスタル:なんつうんだろう…やりたがる人、多い気がする(笑)
友田オレ:いや、本当にそうです。
野田クリスタル:賞レースってさ、なんか多分だけど、やりたいって人が多いのと、あと分かんないすよ、分かんないけど企画が通りやすいんだと思う。
友田オレ:うん。
野田クリスタル:多分、あれって。分かりやすいじゃん。だって、前例がめっちゃあるし、画が見えやすいし、構図も作りやすいし。
友田オレ:はい。いや、僕も思いますね。見てて思うのが、決勝進出者発表の溜めて、溜めて、「エントリーナンバー何番!」「よっしゃ!」って、これを見せたいだけなんじゃないかって思っちゃいますね。
野田クリスタル:そうだね。あと、別にディスってるわけじゃないですけども(笑)ディスってるわけじゃないけども、なんかの企画をじゃあ考えてくださいって言われた時に、「賞レース」っていう一括りさえ、土台さえ決まってさいれば、あとは形式だけじゃん。
友田オレ:そうですね。
野田クリスタル:決めなきゃいけないのは。新しい形式を探すだけでの作業じゃん。
友田オレ:はい。
野田クリスタル:そんなにさ、センスやアイデアがある人じゃなくても、作れるじゃん、正直。
友田オレ:なるほど。
野田クリスタル:まだないものを探せばいいわけだから。既存のものの中で、ない形式を作ればいいわけじゃん。
友田オレ:そうですね。
野田クリスタル:だから、今後もっと出てくると思うんだよなぁ。

