2025年5月14日放送のニッポン放送系のラジオ番組『佐久間宣行のオールナイトニッポン0(ZERO)』(毎週水 27:00-28:30)にて、テレビプロデューサーの佐久間宣行が、『ゴッドタン』を20年継続させることができたおぎやはぎ矢作と劇団ひとりの番組内での役割について語っていた。
東野幸治:「キス我慢」の発明というか。あれやるのすげぇなぁと思って。で、なおかつおぎやはぎが全然出てけぇへんのも凄い。
佐久間宣行:はっはっはっ(笑)そうなんですよ(笑)
東野幸治:普通、やっぱちょっと出たいし。
佐久間宣行:そうですね。
東野幸治:「どうなんねん」とかと思うじゃないですか。
佐久間宣行:思いますね。
東野幸治:でも、ちゃんと徹する感じ(笑)
佐久間宣行:はい、矢作さんは本当、そういう人ですね。
東野幸治:ねぇ、矢作さん凄いですよね。小木さんは、フラフラ、フラフラしてんのも、またあれがあれで面白いけどっていう。
佐久間宣行:はい。
東野幸治:奇跡的な、なんか3人…3人組であって、ずっと3人組じゃない。
佐久間宣行:あ、そうだと思います。この間、劇団ひとりとポロっと話してたんですけど、「やっぱ矢作さんが番組を成立させてくれてる」って言ってました。
東野幸治:ああ。
佐久間宣行:『ゴッドタン』って番組がもうすぐ20年なんですけど。
東野幸治:ああ、はいはい。
佐久間宣行:あんな1回1回の企画で、しかもなんて言うんですかね、ただ若い子にやらせるだけじゃなくて、自分たちもやるけど。特に劇団ひとりが。
東野幸治:やります、やります。
佐久間宣行:企画で、20年続いてるのは、矢作さんが真ん中にいて、「矢作さんを笑わしたい」ってみんな思える人徳(笑)
東野幸治:ああ、なるほどね。内村さんですね。
佐久間宣行:内村さんに近い人徳が、矢作さんにあるからだと思いますね。
東野幸治:そう、だからみんな集まってくるっていう。
佐久間宣行:そう、そう。
東野幸治:ほんで、劇団ひとりいて…あれ、ややこしいのが、いてんのに、みなみかわいるでしょ。
佐久間宣行:みなみかわとかがいて。ややこしいんですよね。ただ、なんか劇団ひとりが刀を光らしてる収録現場じゃないですか。
東野幸治:あ、そうです、そうです。
佐久間宣行:抜かない時もあるけど。
東野幸治:そうです、そうです。
佐久間宣行:でも、あるからその中堅ぐらいの芸人が、「あ、本気出さないとダめだな」と思ってくれる。
東野幸治:はっはっはっ(笑)
佐久間宣行:それは、自分が本気出さないと、「あ、劇団ひとりが刀を抜いちゃうな」って空気があるんですよ。
東野幸治:あ、そうなんですか。
佐久間宣行:『ゴッドタン』の現場って。
東野幸治:たまにアイツ、ニヤッて笑って、イヤな質問をいっぱいしだす時ある じゃないですか(笑)
佐久間宣行:それがあるから、それ自体がなんか、いい意味で脅迫(笑)
東野幸治:ああ。
佐久間宣行:いい意味で脅迫ですね。「ここで、本気で刀を抜かないと劇団ひとりが抜いちゃうよ」っていう空気が常にあるから。
東野幸治:いや、だから別に吉本、吉本じゃないってそんなこと言いたくないけど、吉本にほぼいないですもん。劇団ひとり的なあの感じというか。
佐久間宣行:ああ、そうですね。
東野幸治:かと言って、別になんか吉本って、関西でなんかそういうネタするところとか、平場のフリートークするとか、なんかゲームコーナーとか、ライブで学習するとかいっぱいあって。
佐久間宣行:はい、はい。
東野幸治:で、テレビに応用していく。
佐久間宣行:だから、吉本の人たちはライブで関係性ができてて、その関係性をパックで持ってくるから、他の事務所が入れないっていう。
東野幸治:入れないし、なおかつ世代でやってなくても、なんとなく勝手にいろはみたいな。なんか脈々と、「吉本手帳」みたいな楽屋に置いてあって(笑)
佐久間宣行:うん。
東野幸治:それでみんな、マスターしてるみたいなところもあるから。でも、そこじゃないところで、なんか急にああいう劇団ひとりみたいな、何者か最初の登場から分かれへん感じが、いやなんか面白いなぁと思って。

