2025年4月7日放送のテレビ朝日系の番組『耳の穴かっぽじって聞け!』にて、お笑い芸人・東野幸治が、ダウンタウンの大人気だった大阪時代での様子を間近で見ていて「こういう人らが売れていくんや」と思っていたと告白していた。
井口浩之:デビューから10年、サブタイトルをつけるなら?
東野幸治:何やろうなぁ…まず、「つまずき」。
井口浩之:ああ、そうなんですか。「希望」みたいな感じじゃないんですか?
東野幸治:全然、全然。つまずき。
井口浩之:それはなんですか?「ダウンタウンに勝てない…」みたいなことですか?
東野幸治:勝てるとかじゃなくて、「あ、こんなオモロイんや」って。「こういう人らが売れていくんや」っていう。
井口浩之:この時期はどういう時期ですか?
東野幸治:最初、漫才でもない、なんか新しい笑いをやりたい奴あつまれ、みたいなんで。
井口浩之:はい。
東野幸治:で、オーディションみたいなんをして。
井口浩之:それは、素人の人が参加して?
東野幸治:そう、そう。参加する。それに、今田さんとか俺、板尾さんとかその辺が集まってきて。
井口浩之:はい。
東野幸治:俺ら知らんけど、「またネタ作ってきて」って言われて、入ったのよ。
井口浩之:それがもう、芸人のスタートですか?
東野幸治:スタートで。それが後に、2丁目劇場になって。『4時ですよーだ』っていう月-金の毎日放送の夕方の帯番組をダウンタウンさんがすんのよ。
井口浩之:『4時ですよーだ』も、伝説的な番組で。
東野幸治:そう、そう。高校生が急いで家に帰りだしたっていう。
井口浩之:4時から生放送してるんですもんね。それを見たいから、すぐ家に帰って。
東野幸治:家に帰るって中高生が…不良が減ったって言われて。
井口浩之:今田さんとか…
東野幸治:板尾さん、ほんこんさん、俺。
井口浩之:じゃあ、東野さんはフリーというか、アマチュアとして?
東野幸治:そう、そう。っていうところで入っていった時の本音。
『4時ですよーだ』は、たまたま呼んでもらっただけ。だから別に俺の力でもないし、ダウンタウンさん、東京に行ってスターになるだろうなぁと漠然と思っていた。まぁ、俺はそれからかなって、その時に思ってた。
井口浩之:大阪で凄いわけじゃないですか。そこの一員なわけじゃないですか。どういう気持ちなんですか?
東野幸治:だから、「ダウンタウンさん凄いな」っていう。
井口浩之:東野さんも「ワー!」って。
東野幸治:それは女の子も生きていく力、人間の本能で、ダウンタウンさんって競争率あまりにも激しいんですよ。
井口浩之:そりゃそうですよね(笑)
東野幸治:松ちゃん、浜ちゃんギャー言うから。だから、どっかで言い方悪いけど、鼻の利く小狡い女の子、天邪鬼な女の子とかいてるやん。
井口浩之:まぁ(笑)
東野幸治:そういう人らが来るってくらい。
井口浩之:調子に乗ることはなかったですか?
東野幸治:なかったよ。

