2021年10月10日放送のJFN系列のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(毎週日 20:00-21:55)にて、お笑い芸人・有吉弘行が、お笑い芸人であることに意味を見出そうとしだすと「辛く大変な人生」になりかねないと語っていた。
有吉弘行:今、お笑いでもネタでも結構、意味を求めたりな。
酒井健太:ああ。
有吉弘行:結構、理屈があったりとか。そういう思いが強いもんな、ネタに対してとかな。
福島敏貴:そうですね。
有吉弘行:酒井みたいなのいないもんな(笑)俺とかもそうだけど、「なんか道にカネ落ちてねぇかな」みたいな。
福島敏貴:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:そんな芸能人生、我々は。我々はお笑い芸人なんてそんなもんだと思ってるから。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:道歩いてても、スーパーマリオみたいなもんだよ。道歩いてたら、「なんか知らねぇけどカネ落ちてんな」みたいな。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:そういう。「最後のラスボスのところまで行かなきゃ、まぁまぁカネ入ってくんな、これ」って。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:そういう人生だから、我々は(笑)お笑い芸人をすることに意味を求めてないから。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:いや、楽しいからね。「カネ、その辺落ちてるしな」みたいな。「クッパ?いや、行かないですよ」って。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:「1-2ずっとやります」って、そういう我々は人生だけど。そうだよなぁ。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:意味持っちゃうと大変だな。
福島敏貴:そうですね、僕はピーチ助けたいなっていう。
有吉弘行:そうなんだよな、「こうありたい」とか、そこを目標にとか。
酒井健太:凄いなぁ。
有吉弘行:まぁ、どっちが幸せか分かんないな。ギリ俺らの方が楽しそうだけどな。
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:三島由紀夫のドキュメンタリーをずっと見てたらさ、学生闘争の…
福島敏貴:東大共闘の。
有吉弘行:革命しようって学生の人たちがさ、その人たちの今をやるんだよ。
福島敏貴:インタビューして。
有吉弘行:「あの時、三島に反論しました」って。で、劇団やってる人もいるんだよな。
酒井健太:へぇ。
福島敏貴:その人、僕の高校の先輩なんです。赤ちゃん抱っこしながら…
有吉弘行:ああ、あの人もいるんだけどさ、今もさ、めちゃめちゃつらそうなんだよ(笑)
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:意味をな、「今の社会に対して」とか「芝居をしていくことはこうだ」とか。結構理屈っぽくてな。なんかさ、70を超えてんだけどさ、今もしんどそうなんだよ(笑)
酒井健太:はっはっはっ(笑)
有吉弘行:なんかだから意味を求めて人生に色々理屈を求めるって大変そうだなって思って。
酒井健太:はい。
有吉弘行:福島も大変そうだな。
福島敏貴:そうですね(笑)
有吉弘行:「お笑いとはこうじゃなきゃいけないんじゃないか」とか。「人を笑わせるってことは」って考えてるとさ、辛いだろうなって思って。
福島敏貴:それはそれで楽しいですけどね(笑)
有吉弘行:俺らは屁して笑わせたいから。
酒井健太:はっはっはっ(笑)