高田文夫、石原慎太郎の『あるヤクザの生涯 安藤昇伝』を絶賛「血湧き肉躍る話だよ」

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2021年5月31日放送のニッポン放送系のラジオ番組『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(毎週月-金 11:30-13:00)にて、放送作家・タレントの高田文夫が、石原慎太郎の『あるヤクザの生涯 安藤昇伝』を絶賛していた。

高田文夫:石原慎太郎がさ、もう90近いでしょ?描き下ろしたんだよ。

松本明子:え?

高田文夫:『あるヤクザの生涯 安藤昇伝』、これがイカしてるんだよ。

松本明子:あっ、先生がよく…

高田文夫:そう、渋谷だから。渋谷の安藤昇って行ったら有名だろ。

松本明子:はい、小さい頃。

高田文夫:闇市の頃な。色んなことがあってさ、愚連隊として。みんな大学生だから、愚連隊は。

松本明子:はい。

高田文夫:その右腕の花形敬さんにノックされてたんだよ、野球教わってて。

松本明子:はい。

高田文夫:それがさ、『あるヤクザの生涯』がさ、面白いんだよ、これがまた。

松本明子:ええ。

高田文夫:石原慎太郎がさ、安藤昇の口語体、一人称で書くんだよ。

松本明子:ああ。

高田文夫:「俺があの頃…」って。「国士舘の応援団に、誰々がいた」って。面白いんだよ、これが。俺らからするとさ。

松本明子:へぇ。

高田文夫:渋谷の話だからさ。面白いんだよ。力道山がのしてきて、勝手に飲み屋街を仕切りだすんだよ。

松本明子:はい。

高田文夫:スーパースターだから。そしたらさ、安藤昇が3人でさ、拳銃を持って力道山の家に行って、ずっと狙い定めて待ってるとかさ(笑)

松本明子:へぇ。

高田文夫:面白いんだよ。そしたら現れなかったって、力道山が怖がって。

松本明子:力道山が怖がるって凄いですね。

高田文夫:そしたら次の日、東富士がさ、「すみませんでした」って。今、ラジオ聞いてるプロレスファンはたまらないよ(笑)

松本明子:ふふ(笑)

高田文夫:東富士って、力道山の片腕だったの。

松本明子:ええ。

高田文夫:東富士が詫びに来たっていうんだよ。そういう話がいっぱい載ってんだよ。男の子にとっちゃ、血湧き肉躍る話だよ(笑)

松本明子:へぇ。

高田文夫:それをさ、石原慎太郎が描き下ろしたんだよ。

松本明子:『巨人の星』の花形さんのモデルとなったと言われている。

高田文夫:花形敬とさ、石原慎太郎が会った時も書いてあるんだよ。石原慎太郎自身が、ある偉い人と渋谷のはずれのカウンターバーにそっと夜中に行くわけだよ。

松本明子:ええ。

高田文夫:男二人だけで。誰もいないバーだよ。そしたらポツンとソフト帽かぶった人が黙って水割り飲んでて。

松本明子:おお。

高田文夫:で、バーテンダーと石原慎太郎三人で「最近、花形敬っていうのが相当凄いらしいな。この辺を全部仕切ってるらしいな」「いや、喧嘩強いですからね」って三人で話してて。

松本明子:はい。

高田文夫:そしたら奥にいたソフト帽の男が帽子を外して「私の話ですか?」って、カッコイイ!

松本明子:わぁ(笑)

高田文夫:慎太郎がビビって、震え上がるんだよ(笑)

松本明子:はっはっはっ(笑)

高田文夫:「私の話ですか?」って、カッコイイだろ。これも『傷』って映画になってるからな。

松本明子:ああ。

高田文夫:それが書いてあるんだよ。

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