2020年5月5日放送のTBSラジオ系のラジオ番組『爆笑問題カーボーイ』(毎週火 25:00-27:00)にて、お笑いコンビ・爆笑問題の太田光が、ナインティナイン・岡村隆史の炎上発言は自分と重なる部分の多いリスナーに「寄り添った」結果として出たものだと指摘していた。
太田光:社会的なプレッシャー、「こうじゃなきゃいけません」っていう。
田中裕二:そう、そう。結婚しなきゃいけない、子供いなきゃいけないみたいな。
太田光:だけど、そこから溢れる人たちは必ずいるんだよ。
田中裕二:うん、それはそうだよ。
太田光:彼女も出来ねぇし、いい年して。で、唯一の楽しみがそこだったり。で、そこでやっぱり救われて。ちゃんと女性ともあんま話せないんだけど、そこだと話せるとかさ。
田中裕二:うん。
太田光:実は岡村のことを怒っている、貧困の若者に向き合ってる人や、フェミニストの人達っていうのは、やっぱりそこと重なるんだよね、その相手が。
田中裕二:うん。
太田光:救おうとしている相手が。風俗に行って癒される彼らと、貧困の若者を救いたいって人たちのターゲット…って言うと言葉悪いけど、救おうとしている相手が。
田中裕二:重なっちゃうわけね。
太田光:重なるんですよ。重なってる部分がある。全部がじゃないですよ。全部じゃないけど、重なっている部分がある。
田中裕二:うん。
太田光:で、俺はね、そういう若者たちと岡村のリスナーも重なると思ってるわけ。
田中裕二:うん。
太田光:だから、深夜ラジオっていうのは…もう言っててみりゃあさ、岡村なんて本っ当にさぁ、アイツはコミュニケーションとれないしさ。
田中裕二:ふふ(笑)
太田光:女のことも信用してないしさ。
田中裕二:うん(笑)
太田光:矢部にも散々言われてたけど。
田中裕二:言われてたからね。
太田光:アイツは「結婚しろ」って。それもそれで非難されてるみたいだけど、矢部は一つの例として、自分の体験談として。
田中裕二:体験談だからね。
太田光:「自分は結婚したら変わったよ」っていうことで言ったんだよ。
田中裕二:アイデアの一つね。
太田光:「状況を変えてみろ」っていう提案なんだけど。で、言ってみれば「50のおっさんで」って言ってたけど、いっぱいいるんだよ、実は50のおっさんで、ちゃんとした家庭も持ってないし、ちゃんと満足に結婚もできない。
田中裕二:うん。
太田光:で、唯一の楽しみが『岡村隆史のオールナイトニッポン』を聴いて、「一週間、俺も頑張った、岡村バカだなコイツは。でも、俺たちと一緒だ」と。
田中裕二:そうね、そこなんだよなぁ。
太田光:そういう人たちはさ、実はいて。「僕はリスナーに寄り添うことを忘れてしまった」って言ってたけど、これは俺の考えだけど、アイツは寄り添ってたんだよ。
田中裕二:うん。寄り添ってたんだけど…
太田光:お前は何も言うな。
田中裕二:ヒドイなぁ(笑)
太田光:俺が言ってるところだから(笑)
田中裕二:今じゃねぇよ(笑)40分近く、お前しか喋ってねぇよ(笑)
太田光:ふふ(笑)社会にはね、ちゃんとしなきゃいけないっていうことを、プレッシャーを受けている人達がいっぱいいて。岡村はあのメールを読んだ時に、「風俗に行けなくなっちゃうかもしれない」って言った時に、「いや、待て待て」っていう気持ちで。
田中裕二:そうだね。
太田光:要するに、そいつをなんとか勇気づけようとした。ただ、それが間違いだったかもしれない。
田中裕二:うん。
太田光:かもしれないけれども、実はその岡村が勇気付けようとした人たちっていうのは、今、岡村を責めてる人たちが助けようとした人たちなんだよ。
田中裕二:うん。
太田光:で、それは岡村の気持ちは、実は今、岡村を責めてる人たちが一番理解できるはずだと、俺は思うのね。